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歯を磨くと出血する 歯と口の健康アラカルト

歯磨きの際に歯ぐきから出血することがあるでしょうか。出血の主な原因は歯ぐきの炎症です。歯肉炎とか歯周炎といわれる疾患に陥った歯ぐきにブラッシングなどの刺激が加わると、比較的簡単に出血してしまいます。重度な歯肉炎や歯周炎になり歯ぐきの状態が悪くなると、刺激が加わらなくても出血することがあります。

 出血してしまうと恐怖心からブラッシングをしなくなってしまったり、うがい薬だけですませたり、ということになる方もおられます。そうなると、ますます歯ぐきの状態は悪化してしまいます。出血の度合いにもよりますが、ブラッシング後早くに血が止まるということであれば、正しい方法でブラッシングすれば歯ぐきの状態が改善し、出血を減らしていくことが可能であると考えられます。歯ブラシの種類をそのような歯ぐきに対応した柔らかいものにしますと歯ぐきのマッサージ効果も得られ清掃することができますので有効です。その際、最初はある程度の出血があると思われますが、ブラッシングを継続していきますと出血の量が少なくなってくるはずです。改善しなければ歯科医院を受診して下さい。

 歯ぐきの状態が改善していけば歯ブラシの毛の硬さを少し硬いものに変えていくことで歯面の汚れを落とす効率があがります。最終的に普通にブラッシングする程度では出血しないようになるのが理想的ですが、なかなか困難であることに間違いありません。

日新聞社 2014年3月5日(水) 配信

ALSの高炭水化物経腸栄養は安全

筋委縮性側索硬化症(ALS)患者20人を対象に、高カロリー経腸栄養食の安全性と忍容性を第2相試験で検証。重篤な有害事象発生数は等カロリー食の対照群に比べ高炭水化物食群で有意に低く(9件対0件)、有害事象での中止率(50%対0%)と5カ月間の追跡での死亡率(43%対0%)も低かった。高脂肪食群と対照群での有意差はなかった。

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