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個人立歯科診療所の損益差額 1096万4千円 (収益構成比率26.9%) 中医協総会にて 医療経済実態調査の結果 公表

11月6日開催の中医協総会にて、第19回医療経済実態調査の結果が報告
された。直近2事業年(度)における前年(度)の個人立歯科診療所の
損益差額は1096万4千円で、前々年(度)の1083万4千円から13万円増加
したとの報告であったが、日歯は、過去5年で比較すると、平成20年度
の損益差額は1335万5千円であり、現在に至るも、落ち込みが回復され
ていないことを指摘している。また、日歯常務理事、堀憲郎委員は、
今回の調査において調査票回収率が調剤以外、すべて前回調査より高く
なった点について「消費税増税への対応を含めて、医療機関が次期改定
に不安と関心を寄せていることを示す結果である」として、今後の議論
に適切に生かすことを求めた。
回収率は、病院54.5%、一般診療所50.6%、歯科診療所55.1%、保険薬
局54.6%であり、歯科が最も高い結果となっている。個人立歯科診療所
では、損益差額の構成比率は25.8%から25.9%に増加、損益率の平均値
は26.9%で、25.9%から1.0%、中央値は25.5%で、24.9%から0.6%い
ずれも増加、20%以上30%未満が全体の23.2%で最も多かった。

調査報告はこちら
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/jittaityousa/19

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