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歯の治療後に続く痛み

口の中の治療を行った後、原因不明の痛みや違和感などが現れ、適切な治療が行われているにもかかわらず、その自覚症状が良くならないケースがある。こうした原因不明の口の中の痛みや違和感などが出る状態を歯科心身症と言う。
 契機となる治療は様々。むし歯や歯周病、インプラント、歯列矯正、義歯の装着など多岐にあたる。症状も、舌がピリピリする、口の中がしびれる、味覚の異常感、かみ合わせの不具合、口の中のべたつきなど多様だ。午前中は比較的軽症で夕方から悪化するなど日内変動があったり、痛む場所が変わる、中高年の女性に多いといった特徴が挙げられる。
(歯科心身症を疑う症状)
 ・歯科治療後、痛みなどの症状が出て、治療を続けていても数ヶ月改善しない
 ・複数の医療機関で診察を受け、口の中には問題がないと診断されても症状がある
 ・痛みがある場合、鎮痛剤や局所麻酔が効かない
 ・食事中や睡眠中など、何かに熱中している時にはあまり症状が出ない
                日経ビジネス 2008.11.3

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