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口内細菌、腸で増えると潰瘍誘発 治療薬開発に期待

口の中にすむ細菌が腸の中で増えると、腸に慢性の炎症が出るクローン病や潰瘍(かいよう)性大腸炎といった難病を引き起こしたり悪化させたりする可能性があると、慶応大や早稲田大などの研究チームが動物実験で確かめ、20日付の米科学誌サイエンスに発表した。治療薬の開発に役立つ可能性があるという。

 クローン病などは原因がはっきりせず根治療法がない。研究チームは、患者の唾液(だえき)を、体内に細菌がいないマウスや遺伝的に腸内に炎症が起きやすいマウスに口から投与し、腸などを分析した。マウスの腸内では「クレブシエラ属」と呼ばれる細菌が増殖して免疫細胞の一種を過剰に刺激し、炎症を起こしているとわかった。健康なマウスでは炎症は起きなかった。

フッ化物洗口、実施呼び掛け 熊本市で歯科医師ら

第39回むし歯予防全国大会が21日、熊本市西区のくまもと森都心プラザであった。歯科医らが、フッ化物を使ったうがいなどでの虫歯予防を呼び掛けた。

 県歯科医師会、NPO法人「日本フッ化物むし歯予防協会」など主催で約400人が参加。熊本地震のため、昨年の開催予定を延期していた。

 新潟県職員として歯科保健に携わった石上和男・新潟医療福祉大教授が基調講演。フッ化物洗口が同県内の小学校の8割以上、中学校の4割以上で実施され、2016年までの17年連続で12歳児の平均虫歯数が全国最少だった実績を紹介した。

 石上教授は「歯が生えてから数年間予防に取り組むと、効果が長く続く。学校や歯科医らが情報を共有しながら、継続して取り組むことが大事」と強調。同県は08年に条例を制定して、成人期の歯周病予防にも力を入れていると説明した。

 シンポジウムで熊本県や玉東町の担当者らが虫歯予防の取り組みを発表。大会会長の浦田健二・県歯科医師会長は「県内全域でフッ化物洗口に取り組もう」と呼び掛けた。

ちょっと気になる!≪ガミースマイル≫

ガミースマイルって聞いたことありますか?
笑った時に歯ぐきが広範囲で見えてしまう口元のことです。

<原因>
○骨格の問題:上あごが大きい、下あごが小さいなど
 ・遺伝、幼少期の食生活、口呼吸、下あごに肘をつくなどの悪習慣等
○筋肉の問題:上唇を引き上げる筋肉(上唇挙筋)が強すぎる
 ・上唇挙筋の筋力が強いと唇が歯ぐきの上まで上がる
 ・筋肉の強い緊張の為、笑った時に上唇が薄くなる特徴がある
○歯の問題:面積が小さい、前歯が出ているなど
 ・面積が小さいのは歯が短い、生えている場所が低い
 ・歯が前に出るのは指しゃぶりや舌で前歯を押す等の癖等
など、他にもいろいろとあります。

<治療法>
○歯の矯正…ワイヤー矯正など
○ボトックス注射…上唇挙筋が強い方向き
○歯茎整形…歯茎部、粘膜、筋肉切除法、骨切り法など
○トレーニング…重度でなければ目立たなくなる可能性有り

ガミースマイルがコンプレックスとなって思いきり笑うことを
躊躇う方もいらっしゃるかもしれません。
気になる方は歯科医師に相談してみるといいかもしれませんね。

▼ガミースマイルを治すための8つの方法
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g0sxt8u0as0bmp8dm9bVC

咀嚼の話≪脳の活性化≫

咀嚼による8つの効果「ひみこの歯がいーぜ」の続きです。
「ひ」は肥満予防、「み」は味覚の発達、「こ」は言葉の発音が良くなる。
今回は「の」について。脳の活性化のお話です。

噛む運動は脳細胞の活性化を引き起こし、子どもの脳の発達や
認知症予防などにも効果が期待できます。
硬い食べ物を噛むことは、子どもの知能指数や短期記憶能力に
非常に関係が深いことが分かっています。

高齢動物研究では、硬い食べ物を噛むことは
柔らかいものを噛むのに比べて、
加齢による学習効果の低下を遅延させ、
老化を抑制することに関係があると考えられます。
脳梗塞モデル動物研究では、硬い食べ物を噛むことにより
学習・記憶障害をほぼ回復させることが確認されています。

高齢並びにアルツハイマーモデル動物研究では、
逆に、柔らかい食べ物を噛むことは、硬い食べ物を噛むのに比べて
記憶や記憶保持能力が低下する傾向にあることも確認されています。

成熟動物研究では、硬い食べ物を噛むことにより
記憶力が10分後には330倍に到達し、100倍のレベルが2時間強
持続することが確認されています。
食事後に最も記憶力が向上し、食事後5時間で低下したことから、
記憶力の向上が噛むことによるものであり、
2時間の持続性から「噛むこと」と「記憶力」が関係づけられます。
つまり、朝昼夜の食事時間は脳の活性化を継続するため、
理にかなった食事の間隔時間といえます。

噛むことを意識した食事と食べ方で、脳の働きや記憶力に関係が深いと思うと
日々の食事もおろそかにできませんね。

▼参考文献:日本補綴歯科学会「咬合・咀嚼が創る健康長寿」
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g0sxs8u0as0bmp8dm9WMz
(クリックするとPDFが開きます)

健康寿命実現へ虫歯予防考える 熊本で全国大会

フッ化物洗口による虫歯予防などについて考える「第39回むし歯予防全国大会in KUMAMOTO」が21日、熊本市西区のくまもと森都心プラザで開かれた。市民ら約400人が出席し、健康寿命の実現へ向けた虫歯予防の重要性を確認した。

 基調講演した新潟医療福祉大の石上和男教授は、フッ化物洗口を実施した新潟県の小中学校で虫歯がない子どもが増えた事例を紹介。フッ化物の応用により虫歯予防を推進する新潟県歯科保健推進条例案を県議会に提出したことなどに触れながら、「虫歯を予防しようとする働きを地域で協力して進めることが大切」と強調した。

 シンポジウムでは、県歯科医師会の渡辺賢治副会長や熊本市の小学校の養護教諭らがパネリストとして登壇。「歯のチェックシート」を使って親子で歯の健康づくりに取り組んでいることなどを報告した。

口の細菌、腸難病の原因か 予防や治療に期待

普段、口の中にいる細菌が腸の中で増えると、腸に慢性の炎症が起きる潰瘍性大腸炎やクローン病といった難病の原因となる可能性があると、慶応大などのチームが20日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 チームの本田賢也(ほんだ・けんや)・慶応大教授は「口の中を清潔にすれば、腸の難病の治療や予防につながるかもしれない」と話している。

 腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍が起き、腹痛や下痢の症状が出る潰瘍性大腸炎やクローン病は、原因不明で完全に治療する薬は今のところない。

 チームは、クローン病患者の唾液を、無菌状態で育てたマウスの口に入れると、腸内で炎症を引き起こす免疫の細胞が増える例があることを発見した。マウスのふんの細菌を詳しく調べると、普通は口の中にいて腸にはいない「肺炎桿菌(かんきん)」という細菌が腸で増えたのが原因だと分かった。

 通常のマウスでも、抗生物質で腸の細菌を弱らせた後に肺炎桿菌を入れると増えやすいことが判明した。

 肺炎桿菌は健康な人の口にもおり、高齢者や免疫の働きが落ちている人では肺炎の原因となる。炎症を起こしやすい体質の人では、腸で増えると難病の発症につながる恐れがあるという。

歯科衛生士の役割考える 甲府でシンポ

山梨県歯科衛生専門学校(七沢久子校長)は19日、甲府・県立図書館で建学50周年特別記念シンポジウム「これからの歯科衛生士」を開いた。

 総合病院や摂食嚥下(えんげ)外来などに勤める同校の卒業生4人が、それぞれの立場で求められる歯科衛生士の役割を紹介。医療や福祉の現場にかかわる多職種との連携や高度な医療に対応した知識の向上が求められていることなどを説明した。

 歯科衛生士で介護支援専門員として高齢者施設で働く増田裕美さんは、施設への歯科衛生士の配置が義務化されていない現状について「誤嚥(ごえん)性肺炎を起こさないようにケアするなど、最後まで食べることを支えられるのは歯科衛生士。人員配置されるようになってほしい」と話した。

誤嚥と喉頭内侵入の予測因子を特定

嚥下障害患者81例を対象とした症例対照研究により、喉頭内侵入および誤嚥を病態生理学的に評価し、誤嚥の予測因子を特定。嚥下造影検査を実施し、空間的および時間的要因をコンピュータによる運動解析で検討した結果、喉頭挙上期の喉頭前庭閉鎖の遅延、および喉頭下降期の喉頭前庭閉鎖時間の短縮が、誤嚥の有意な要因であることが示された。

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