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「浸潤麻酔は困難」歯科衛生士の業務で見解 歯科麻酔学会 歯周病学会

日本歯科麻酔学会と日本歯周病学会は9月21日、現状では浸潤麻酔を歯科衛生士の業務とすることは困難との見解を連名で発表した。

 浸潤麻酔は局所麻酔法の一つで、成分に血管収縮薬を含むものがあり、全身的な偶発症を起こすこともある。その場合は、全身管理や救急処置の十分な知識と技術を修得した歯科医師が適切に対応する必要がある。

 現在の歯科衛生士の業務現場を踏まえ、浸潤麻酔全般を現時点で歯科衛生士の業務とすることは困難であるとしている。一方で、「浸潤麻酔行為を含む歯科治療に積極的に関わろうとする歯科衛生士の活動は支援するべきもの」との考えを示し、両学会で教育体制の整備に協力する姿勢を見せている。    
【歯科通信】

「早期に見積もり依頼を」 日医 オン資推進で

 日本医師会は、オンライン資格確認導入を推進するために、顔認証付きカードリーダーの申し込みをしていない医療機関に対し、事業者に見積もり作成依頼を早期にするよう呼びかけている。

 見積もりの際には「事業者としてオンライン資格確認導入作業に対応可能か」「推奨するカードリーダーの機種があるかどうか」「導入費用・保守費用の金額」「事前も含め、必要な作業の内容」「運用開始までにかかる期間」の確認が重要としている。さらに「地域に業者が見つからない」「見積額が補助金上限額より高い」「保守料が高い」「導入に時間がかかる」「適切なネットワーク回線が見つからない」などの導入に障害のある場合は、相談窓口に情報を寄せてほしいと要望。

 この情報から問題解決や業者に働きかけ、導入できない「やむおえない場合」の対応の検討などに活用するとしている。

【歯科通信】

オンライン資格確認義務化について

日本歯科医師会より、オンライン資格確認義務化について、令和4年9月末までに「顔認証付きカードリーダー」の申込を進めるよう連絡がございました。

東京・大手町の歯科医院破産、負債2億円超

(医)社団〇会(千代田区、設立2017(平成29)年3月、理事長:〇載氏)は8月31日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には〇弁護士(東京丸の内法律事務所)が選任された。

 負債総額は約2億4500万円。

 東京都北区内で歯科クリニックを開院したが、2018年6月に大手町へ移転し、「ビルデンタルクリニック」を経営していた。周辺ビルなどに勤務するオフィスワーカーなどを対象に、2019年5月期は売上高9101万円をあげていた。

 しかし、従来より固定費などの負担が重く採算割れが続き、赤字計上から債務超過が続いていた。こうしたなか、「新型コロナウイルス」感染拡大以降はテレワークの浸透から来院患者数が減少した。コロナ関連融資などを導入して凌いでいたが先行きの見通しが立たず、2022年7月に事業を停止していた。

オンライン資格確認義務化について

日本歯科医師会より、オンライン資格確認義務化について、令和4年9月末までに「顔認証付きカードリーダー」の申込を進めるよう連絡がございました。
 詳細につきましては、日本歯科医師会作成の下記通知を確認願います。

歯周病発症・重症化に腸内細菌が関係 福岡歯科大グループが発見

これまで口の中の環境が原因だと考えられてきた歯周病が、実は腸内細菌も要因となっていることを福岡歯科大(福岡市)口腔(こうくう)歯学部の田中芳彦教授(免疫学)と永尾潤一講師らの研究グループが突き止めた。この発見を生かして腸内を整える薬剤が開発されれば、新たな予防・治療法につながる可能性が出てきた。

 研究論文が、日本時間の7日に米科学雑誌「セル・レポート」に掲載された。

 歯周病は歯垢(しこう)が原因で歯茎が炎症を起こし、歯の骨が溶ける病気。日本歯周病学会によると、日本人の3人に2人が発症しているといわれる。

 従来、口の中で起きる局所的な病気と考えられてきたが、今回の研究で腸内細菌が深く関わっていることが新たに分かった。

 田中教授らは、もともと歯周病と関係するとされてきた免疫細胞「ヘルパーT細胞」が腸に一番多く集まっていることに着目した。歯周病の原因菌をマウスの腸に投与したところ、腸内細菌と反応。その影響で活性化したヘルパーT細胞が腸から口に移動し、歯周病が発症し、重症化した。

 歯周病は糖尿病や動脈硬化といった病気のリスクを高めるとされている。田中教授は「歯周病の予防と治療が全身の健康につながる。予防や治療法の開発につながるよう、研究を進めたい」と話している。

睡眠不足によるからだへの影響

自身の睡眠時間が充分か?そうでないか考えたことがありますか?

・車を運転中に眠くなることがある
・昼食後や乗り物に乗っているとき、ウトウトしてしまう
・布団に入るとすぐに寝てしまう
上記3点、身に覚えはありませんか?
これにあてはまる方は睡眠不足の可能性あり!

布団に入るとすぐに寝てしまう場合
これは入眠ではなく気絶している状態だと聞いた事があり
聞いたときはとても驚きました。
睡眠時間が足りていない状態になってしまうと
先に書いた”アルツハイマー型”の可能性あり!
しかもそれだけではなく、免疫力の低下やホルモンバランスの崩れ
食欲増進による肥満のリスクが高くなるなど、さまざな影響が出ます。

寝不足が続くと週末に起こる”寝すぎ”
これは人工的に時差ぼけを作ることになってしまい、体調を崩す原因となります。
いつもと同じ時間に就寝して長時間寝るのではなく
就寝時間を早くしていつもと同じくらいの睡眠時間にとどめておくこと
早寝早起きは自律神経の働くを良くします。

睡眠障害をお持ちの方は専門の外来、または歯科医院を受診する事もオススメです。
睡眠時間、睡眠の質をあげて健康な体づくりをしましょう!

)睡眠とアルツハイマー型認知症

認知症にはさまざまな種類がありますよね。
一番はメジャーなのが「アルツハイマー型認知症」、
脳にたんぱく質が溜まる事が主な原因です。
また、この”アルツハイマー型”は予防が不可能であると
言われています。

口腔内の細菌が出す毒素が
”アルツハイマー型”の原因となるたんぱく質(アミロイドβ)を
脳に溜まる手助けとなってしまう事がわかっています。
したがって、歯周病の予防や治療をすることによって
”アルツハイマー型”の予防に繋がるとも考えられます。

もうひとつ、睡眠不足との関係も気になります。
からだが睡眠をとりたいと思っていない場合でも
脳は睡眠を欲しています。
睡眠は脳の掃除、整理をしている時間と考えられており
その睡眠時間が不足してしまうと脳から出ると言われている
”老廃物質” ”有害物質”の排除ができなくなります。
上記2点と”アルツハイマー型”には深い関係があり
直接的ではないにしろ睡眠不足が”アルツハイマー型”を
発症させてしまう可能性が充分に考えられます。

睡眠を考えた時に「時間」「質」についても気になりますよね。
”アルツハイマー型”との関係がわかっているのは睡眠「時間」だけで
睡眠の「質」との関係は未だ不明です。

日本人の睡眠時間は平均で6.44時間(世界ワースト2位)と
世界的に見てもとても短い傾向にあります。
仕事、育児などで日々忙しいこともわかります。
寝る時間を毎日5分~10分早くしていけば以外と睡眠時間は
確保しやすいですよ。
ぜひ試していただいて皆さんで認知症予防をしていきましょう。

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