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口腔機能に欠かせない「歯」に着目 今号はフッ素について特集します

寝たきりの方の口腔ケアの現場でも、「フッ素」の有効性が注目されています。
エラック口腔ケアNewsは、主に介護施設の方に向けて毎月FAXで発信している
口腔ケア情報です。今号は口腔機能に欠かせない「歯」に着目した特集。
寝たきりの方の口腔ケアの現場でも、有効性が注目されている「フッ素」について、
ケアマネージャーや日本音楽療法学会認定音楽療法士としても口腔介護に豊富な経験を
もつ、尾形由美子先生(鹿児島県尾形歯科医院勤務)にご解説いただきました。
高齢の患者さんや介護の現場に役立つ情報をぜひ参考になさってくださいね。

▼【エラック口腔ケアNews 】vol.45 はこちらから▼
http://r34.smp.ne.jp/u/No/110260/6afZ5hD1FZKH_83657/111021010.html

清涼飲料 がぶ飲み危険

暑い日の水分補給は大切だが、飲み物選びには注意が必要だ。糖分の多い清涼飲料水の取り過ぎで高血糖状態になる「ペットボトル症候群」と、酸で歯が溶ける「酸蝕症」について専門家に聞いた。症候群の正式名は「ソフトドリンクケトーシス」。糖分の取り過ぎでインスリンの供給が間に合わず、高血糖状態になる。進行すると全身倦怠や意識障害、体重減少などを起こし、命を落とす場合もある。酸蝕症とは、酸によって歯のエナメル質や象牙質が溶かされること。虫歯の原因は細菌がつくる酸だが、酸蝕症は食べ物や飲み物、食品添加物に含まれる酸が原因だ。酢やかんきつ類のほか、清涼飲料水でも起きる。口の中が酸性になっても普通は唾液で中和され、歯の表面のミネラルが溶けても唾液中のミネラルで元に戻る。だが長時間、歯が酸にさらされ、中和される前に歯磨きで摩擦されると、歯が溶けたり削られたりする。
            東京新聞 2011.8.16

入れ歯の定期点検 顎の関節や歯の障害防ぐ

失われた歯の代わりに、食べ物を細かく砕いたり、見た目や発音機能を維持する入れ歯。部分入れ歯のあなた。入れ歯が外れないように固定してある針金が広がって緩くなってきていませんか?針金を使った部分入れ歯は使用しているうちに必ず緩くなります。緩いまま使っていると入れ歯が動いて食事がしにくいばかりか、残っている歯に負担が掛かり歯が駄目になったり、入れ歯の下の歯茎(歯肉)がどんどん吸収して、より一層入ればが合わなくなってしまいます。総入れ歯のあなた。緩くて外れることが多くなっていませんか?人工の歯がすり減ったりしていませんか?合わないまま使っていると、日常生活に支障を来すだけでなく、極端にすり減ったままの入れ歯を長期にわたって使っていると、顎の関節に障害を起こしたりします。
            福島民友 2011.8.12

高齢化、薬の副作用で増加 10人に1人?ドライマウス

 高齢化、薬の副作用、軟食化などの影響で唾液が減り、さまざまな症状を引き起こすドライマウス(口腔乾燥症)。患者は日本人の10人に1人とも。熊本大病院歯科口腔外科の篠原正徳教授は「10年ほど前から注目され始めた症状で、根本治療法は確立されていません。対症療法が中心ですが、最近は唾液分泌刺激薬や良い人工唾液、保湿剤が開発されており、口腔ケアをきちんとやることが大切」と話す。
            熊本日日新聞 2011.8.11

子どもの虫歯 ㊦ 家族の生活習慣見直す

歯医者を怖がって足が遠のけば、虫歯ができやすくなる。痛みが我慢できなくなって初めて歯医者を訪れると、歯を削られて一層歯医者嫌いになる。そんな悪循環に陥る前に、できれば削らず治る早期の段階で来院して。虫歯ができた子を「だらしない」としかる親もいるが、虫歯を育てる生活習慣は多くの場合、親から伝わる。子どもはむしろ被害者だ。実際、虫歯の多い子は親にも虫歯がある場合が多い。食べた後はすぐ歯磨き、甘いものは1日1回、できれば果物、お菓子はお茶と一緒に、寝る前は食べないなど、虫歯を防ぐ生活習慣は、全身の健康にもプラスにはることばかり。子どもの虫歯を機に、家族全体の背カツ習慣を見直してはどうだろうか。
            北國新聞 2011.8.11

口臭④ へんとうの「膿栓」も原因

くしゃみやせきをしたときに、喉の奥から乳白色の小さな塊が飛び出したことがありませんか?「何だろう?」とにおいを嗅いでみるとドブのような猛烈な悪臭。これは喉の奥のへんとうという免疫組織に現れる「膿栓」または「臭い玉」と呼ばれるもので、口臭の原因になります。へんとうは多くのリンパ球が集まっている組織で、その表面には陰窩と呼ばれる無数の穴が開いており、リンパ球と接触する表面積を広くすることで、細菌などの異物を効果的に処理できる構造になっています。陰窩の奥にたまった細菌の死骸や食べカスの塊が膿栓です。誰にでもできるものですが、できやすさには個人差があり、口呼吸などの習慣や体質が関係していると考えられています。膿栓は、冬のように空気が乾燥した時期になるとできやすいようです。外から帰ってきたら必ずうがいをする、食後にしっかり歯をみがくなど、のどや口の中を清潔に保つことが大切です。(北大病院歯科診療センター講師)
                2011.9.28 北海道新聞

キシリトール 修復作用促し歯を丈夫に

「虫歯予防のために」とキシリトールガムをかむ人が増えました。日本では、キシリトールは糖尿病患者の輸液材料として使われる程度でしたが、1997年に食品添加物として認可されると、ガムなどの菓子類の代替甘味料として爆発的に普及しました。「糖アルコール」に分類されるキシリトールは、自然界では果物や野菜に含まれ、工業的にはカバノキやトウモロコシの穂軸などを原料に製造されます。砂糖に近いさっぱりした甘味ですが、砂糖と違い、歯垢の中で虫歯の原因となる酸を作らない上、唾液が持つ歯の修復作用(再石灰化作用)を促進し、歯を丈夫にしてくれます。
                2011.10.5 北海道新聞

協会けんぽ 保険料率 初の10%

中小企業の従業員やその家族ら約3500万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は4日、2012年度の全国平均の保険料率(労使折半)が10.2%になるとの試算を発表した。11年度の全国平均は9.5%で、試算通りだと3年連続の引き上げとなる。10%を超えるのは前身の政府管掌健康保険を通じ初めて。
                2011.10.5

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