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道民公開講座

月23日(土)午前11時より札幌パークホテルにおいて、本会主催による道民公開講座を開催した。定員500名に対して1,200名の応募があり抽選としたが、開場前から多くの参加者で大盛況となった。

 元NHK、現在フリーアナウンサーとして活躍中の宮本隆治 氏による「老いはのどからやってくる」をテーマとしたトークショー、続いて日本歯科医師会・高橋英登 会長との対談へ展開された。
 宮本氏は「喉」を鍛える独自の発声法「ハシカベ体操」を実演するなど、発声を知り得るからこそできるモノマネと話術で場内を笑いの渦に巻き込み、緊張しない方法や初対面者との距離を縮める策など様々な分野について語った。

 対談では高橋会長のモットー「おいしく食べて、天寿を全うする」を目指すには、誤嚥性肺炎や「喉・声」トラブルの予防をあげ、全身の健康に関わる「口腔ケア」が最重要であるとして両者の意見が共有された。参加者からは納得のうなずきとともに歓声が沸いていた。

フォトニクスの応用で歯科治療の精度向上を目指して

北海道大学歯科保存学教室の友清 淳 教授を中心とするグループは、光科学技術「フォトニクス」を活用し、う蝕や歯周病を早期に“見える化”する新しい歯科保存技術の開発に向け、クラウドファンディングを開始した。

 開発が進められている「フォトニクスを基盤としたう蝕治療(PBCD)」は、細菌の可視化により病変部を正確に同定・除去する技術。フォトニクスはすでに、車載センターや光ファイバー通信、がん手術における蛍光ガイド技術など、医療・工業分野で幅広く活用されている。
 歯科領域へ応用することで、う蝕原因菌が集積しやすい部位を特定し、歯ブラシ指導や定期健診での重点観察に役立てるほか、治療時には赤く蛍光する病変部を可視化することで、必要最小限の切削で確実に細菌を除去できる可能性があるという。


 クラウドファンディングの目標金額は450万円で、受付期間は9月11日(木)までである。
【歯科通信】

令和7年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会

令和7年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会が8月5日、歯科医師会館で開催され、東北大学歯学部6年生のリュウ ドウシンさんが研究テーマ「歯周病原細菌Filifactor alocisはマクロファージのパイロトーシスと血管バリア破綻を誘導する」で優勝した。
ドウシンさんは、来年3月に米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催されるAADOCR/SCADA大会に招待され、日本代表として発表するとともに、世界各国のSCRP代表学生、歯学研究者等と交流する。
準優勝は鶴見大学歯学部5年生の塩野目佳美さんで、研究テーマは「クオラムセンシングシグナル分子の抑制を介した、Lactobacillus由来の環状ジペプチドのPorphylomonas gingivalisに対する抗菌作用機序」だった。
第3位は大阪歯科大学3年生の足立梨夏さんで、研究テーマは「タンパク質含有マイクロ粒子による口腔がん細胞株へのタンパク質の直接送達」であった。

食事の一口量~肥満に影響する可能性

 タカラベルモントは大阪大学大学院歯学研究科 再生歯科補綴学講座の高岡亮太 助教、山本梨絵 先生、西村正宏 教授、ツインデンタルクリニックと「肥満と咀嚼関連パラメータの関係性」について共同研究を行なった。肥満につながるとされる「速食い」は具体的な定義や客観的な指標が確立されていなかったが、単に咀嚼回数が少なく食べる時間が短いことではなく、一口が大きいことにより、咀嚼回数と咀嚼時間が減少し肥満に影響する可能性を確認した。

 総咀嚼回数、総咀嚼時間、総口数(何口で食べたか)の3項目に関して、BMI、内臓脂肪(VF)レベルとの弱い正の相関が認められた。総口数については、BMI25以上の肥満群と25未満の標準群の2群間において、および、VFレベル9.6以上のVF過剰群と9.6未満のVF標準群の2群間において、有意な関連が認められた。この結果より、総口数が最も肥満や内臓脂肪レベルに関与する可能性が示された。つまり、一口の大きさが大きいことが、肥満に影響を与える速食いであるという。


 今後の展望として、一口当たりの量をコントロールし、一口の大きさを小さくするような食事指導を開発することで、肥満予防や改善につながることが期待される。                                                 
【歯科通信】


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チクングニア熱が中国で拡大
― 世界保健機関(WHO)が世界的流行を警戒
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 WHOは23日、中国南部で蚊が媒介するチクングニア熱の感染が急速に拡大しており、世界のほかの地域にも広がるおそれがあると明らかにした。広東省仙山市ではこれまで2,659人の感染を確認、患者はいずれも軽症であるが、市内53の病院では計3,600床以上を感染者のために用意している。

 WHOはすでに119か国に拡大、インド洋の島しょ国から世界中に広まり、50万人が感染した2004年、05年と同様の現象が今年はじめからみられるとして、警戒を呼びかけている。
【メディファクス】


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フォトニクスの応用で歯科治療の精度向上を目指して
― 北大研究グループ クラファン開始
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 北海道大学歯科保存学教室の友清 淳 教授を中心とするグループは、光科学技術「フォトニクス」を活用し、う蝕や歯周病を早期に“見える化”する新しい歯科保存技術の開発に向け、クラウドファンディングを開始した。

 開発が進められている「フォトニクスを基盤としたう蝕治療(PBCD)」は、細菌の可視化により病変部を正確に同定・除去する技術。フォトニクスはすでに、車載センターや光ファイバー通信、がん手術における蛍光ガイド技術など、医療・工業分野で幅広く活用されている。
 歯科領域へ応用することで、う蝕原因菌が集積しやすい部位を特定し、歯ブラシ指導や定期健診での重点観察に役立てるほか、治療時には赤く蛍光する病変部を可視化することで、必要最小限の切削で確実に細菌を除去できる可能性があるという。


 クラウドファンディングの目標金額は450万円で、受付期間は9月11日(木)までである。
【歯科通信】

明治安田×日本歯科医師会 ~「口腔健康管理に関する協働取組み」の展開について~

明治安田生命保険相互会社(東京都千代田区、執行役社長 永島 英器、以下「明治安田」)と公益社団法人日本歯科医師会(東京都千代田区、会長 高橋 英登、以下「日本歯科医師会」)は、「口腔健康管理に関する協働取組み」を展開し、2024年10月より、人々の歯と口の健康を支えるための活動に取り組んでおります。

 このたび、これまで取り組んできた、歯と口に関するセミナー等に加え、こども向け職業体験イベントである「こどもシゴト博®(注)」において、都道府県歯科医師会、郡市区歯科医師会と連携した取組みを開始いたします。

 具体的には、各地域の歯科医師会が、「こどもシゴト博®」に出展し、未就学児や小学校低学年向けにワークショップを実施し、歯と口の健康について学ぶ場を提供してまいります。

 本取組みを通じて、明治安田と日本歯科医師会は、歯と口の健康を起点とした地域のみなさまの健康増進に貢献してまいります。

災害対策本部を設置

令和7年8月6日(水)からの低気圧と前線による大雨災害を受けて、日歯は8月11日(月)午前10時に災害対策本部(本部長:高橋英登会長)を設置、第1回災害対策本部を8月21日(木)に開催し、会員被害状況や支援物資等の対応を協議した。

診療所の6.3%は「禁煙にしていない」 うち25%は特定屋外喫煙場所を設置せず

厚生労働省は7月7日、「令和5年度『喫煙環境に関する実態調査』の調査結果(概要)」を公表。一般診療所および歯科診療所の 6.3%が「禁煙にしていない」ことが明らかになった。そのうち 25.0%は、受動喫煙防止のために必要な措置が講じられた特定屋外喫煙場所を設置していない。 なお、病院で「敷地内全面禁煙」にしている施設の割合は100.0%だった。

8月6日からの大雨に伴う災害で

令和7年8月6日(水)からの低気圧と前線による大雨災害を受けて、日歯は8月11日(月)午前10時に災害対策本部(本部長:高橋英登会長)を設置、第1回災害対策本部を8月21日(木)に開催し、会員被害状況や支援物資等の対応を協議した。

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