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口腔がん術後放射線治療の開始延長、OS不良と関連

カナダの8施設で手術および補助放射線療法を受けた口腔がん患者1368例(診断時の年齢中央値61歳、男性65%)を対象に、口腔がんの治療遅延と全生存率(OS)との関連を多施設コホート研究で検討。手術から術後放射線治療開始までの間隔(S-PORT)と放射線治療間の間隔(RTI)を評価し、それぞれ42日超、46日超を治療間隔延長と定義した。

 追跡期間中央値34カ月の結果、3年OSは68%だった。単変量解析では、S-PORT延長の患者で3年OSがより不良だったが(66% vs. 77%、オッズ比1.75、95%CI 1.27-2.42)、RTI延長はOSと関連がなかった(67% vs. 69%、同1.06、95%CI 0.81-1.38)。OSと関連を認めた他の因子は、年齢、チャールソン併存疾患指数、飲酒状況、T分類、N分類、および施設だった。多変量モデルでも、S-PORT延長はOSと独立した関連が見られた(ハザード比1.39、95%CI 1.07-1.80)。

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