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キシリトール配合ガム摂取で口腔内細菌数の増加を抑制。口腔清掃困難時に有効。

大型地震や洪水などの自然災害が多発している近年。そのような災害時には日常的な口腔清掃が困難な状況が起こりうることも考えられる。口の中の様々な細菌が増加することで口腔環境が悪化し、むし歯や歯周病だけでなく誤嚥性肺炎の発症にもつながりかねない。九州大学歯学部歯学科口腔保健学の山下喜久教授らは、ロッテ中央研究所との共同研究により、口腔清掃が困難となる野外演習に参加した陸上自衛隊員76名を対象に、キシリトール配合ガムを噛むことで口腔環境の悪化を軽減できるのかを調査。被験者をキシリトール配合ガム摂取群と非摂取群に無作為に振り分け、摂取群の被験者は1日につき7回5分間のガム摂取を2日間行った。野外演習の前後で、被験者の唾液中に含まれる全細菌数を比較したところ、非摂取群に比べ摂取群の方が有意に抑えられていたという。

男性の2倍に対して5倍の伸び率。増える女性歯科医師、支援対策も急務。

男女ともに歯科医師数は増えているが、特に女性の増加の傾向が顕著だ。昭和50年に比べ、男性が約2倍なのに対し、女性は5倍近くにものぼっている。そんな中、日本歯科医師会の女性歯科医師の活躍検討ワーキンググループでは就労環境などを調査。その結果、女性歯科医師ならではの悩みが明らかになった。調査対象者は20~30代の女性歯科医師1238名で、そのうち回答したのは388名。回答者の平均年齢は32.6歳で子供がいる人は20代で1割、30代で4割だった。

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