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早く寝る子は「自分好き」で自信とやる気がある!  文科省

4月30日(木)文部科学省は昨年11月行った「睡眠を中心とした生活習慣
と子供の自立等との関係性に関する調査」の結果を公表した。対象と
なったのは全国の小学5年~高校3年まで8学年で、各学年100校(計800校)
を抽出し、このうち771校の2万3,139人の児童・生徒から毎日の睡眠や
朝食の状況についてなど35項目の設問に回答を得た。結果のなかで、
「午前中の授業で眠くてしかたがないことがよくある」と答えた小学
生は、休日になると起きる時間が2時間以上遅くなることが「よくある」
と答えた児童の24.2%で、遅くなることが「ない」と答えた児童の4倍
近くの高率であった。休日に平日より長く寝ている児童ほど授業での眠
さを感じていて、中学生や高校生も同様の傾向を示した。また、夜早く
寝る子どもはやる気につながる自己肯定感が高い傾向にあることが明ら
かになった。就寝時刻と「自分のことが好きだ」という自己肯定感の程
度との関連を調べたところ、自己肯定感が高い子どもは、午後9時より
前に寝るグループで約2割を占めた。自己肯定感が高い子どもは、就寝
時刻が遅くなるとともに減少し、午前0時前後に寝るグループでは1割
にまで下がった。自己肯定感は、やる気や自信につながるとされ、文
科省は、自己肯定感の育成を、小学校高学年での重視すべき課題とし
て位置付けている。さて、皆さんのお子さん、お孫さんはいかがです
か?

詳細はこちら 文科省ホームぺージ
www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/1357460.htm

歯の健康、キモかわいく呼び掛け 京都府などがアニメ制作

京都府などはこのほど、歯と口の健康をテーマにしたアニメーション動画「歯っとするアニメ」の第1話を制作し、インターネットで公開を始めた。男性会社員という設定のキャラクターを中心に物語が展開するシュールな仕上がりで、府は「働き出すと歯科健診に行かなくなる傾向がある若い世代に関心を持ってほしい」としている。

 動画は、成長段階に応じた注意点を分かりやすく説明しようと企画し、歯周病予防や歯科健診受診、乳幼児期の注意点などを盛り込んだ全5話を制作予定。専門家以外の視点を大事にしようと、府歯科医師会に府の若手職員を加えた計14人がチームを立ち上げ、大まかな脚本をまとめた。

 アニメーション制作は、京都工芸繊維大に依頼し、中野仁人教授の研究室に所属する4年生7人が担当。キャラクターを考案した豊田真由さん(22)は「シュールな脚本に合わせ、あえて違和感のある『キモかわいい』デザインにした」と説明する。

 第1話は、女性にもてたい28歳の会社員歯山健助が、女性社員の「歯山さんの歯が汚い」という評価にショックを受け、悩んだ末に歯科医を訪れる様子をコミカルに描いた。制作メンバーの藪本拓朗さん(22)は工夫した点について「主人公の動きや受診後の変化、話の展開を強調するため、女性との出会いの場面を、2人がぶつかるように変更した」と話していた。

 動画は約2分40秒。府のネット放送局「ねっとTV京都府」などで閲覧できる。

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