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唾液でがんリスク評価 ネーブル、サービス開始

地域商社「ネーブル・ジャパン」(松阪市日野町、濱岡正己社長)は15日、サリバテック(山形県鶴岡市、砂村眞琴CEO)と業務提携し、同社の唾液でがん罹患(りかん)リスクを評価するサービス(1万4千円)を開始したと発表した。自宅で採取して冷凍便で返送し、膵臓(すいぞう)がんなど部位別に分かる。

 サリバは英語で唾液の意味。検査は唾液中の代謝物質3千種類の濃度を高精度に分析する。膵臓、肺、大腸、胃、口腔(こうくう)、乳のがん6種別で罹患リスクが分かる。

 サリバテックの砂村CEO(最高経営責任者)が、膵臓がんで亡くなる患者を早期発見で減らそうと研究して開発した。

 ネーブルは新型コロナウイルスのPCR検査サービスを提供する中で、サリバテックを知り、業務提携した。企業や市町に利用を呼びかけていく。

 濱岡社長は「自宅で簡単に検査でき、がん部位の特定までできる。人間ドックに比較すると時間がかからず安価」とアピールしている。

 問い合わせはネーブル・ジャパン=電話0598(67)7649=へ。

歯科クリニックグループが破産、負債9億円

(医)○○会(港区)は10月28日、地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人に弁護士(法律事務所)が選任された。

 負債総額は9億447万円(〇年8月期決算時点)。

 秋田県で歯科クリニックとして個人創業後、2010年3月に(医)の商号で法人化した。秋田県や宮城県内、関西地区、東京都内などに歯科クリニックを開業した。

 積極的な展開で一時は全国に〇カ所のクリニックを有し、2021年売上高8億7179万円をあげていた。しかし、事業拡大の一方で開院費用の負担などから採算は低迷、近年は赤字決算が続き債務超過に陥っていた。

 こうしたなか、2020年8月に創業者が理事長を辞任し、以降、短期間で理事長が2回交代した後に2021年12月に現理事長が就任した。その後、2022年3月31日には現商号に変更。同年4月1日付けで市内から現地へと移転していたが、経営不振の状況から脱却できず9月30日に事業を停止、破産申請の準備に入っていた。

飲酒後の注意(歯科視点)

飲み会の後、「眠いから歯磨きは明日でいいか」など
何をやるにも面倒になってしまいそのまま寝てしまうことありませんか?
本来は飲み会の後も就寝前にしっかり歯磨きをすることが望ましいです。
しかし、酔っ払ってしまっているとそこまで気が回らず、歯磨きをサボってしまいます。
どうしても面倒な時は、水で口をすすいだり、うがいするだけでも全然違います。
また、お酒を飲んでいる最中に一緒に水を飲むだけでも乾燥を防げますので
「帰ってから面倒だな...」と思ったら、お酒を飲みながら隙をみて
お水を飲んでみてくださいね。

慢性的な多量飲酒による悪影響5つ

1.免疫機能や唾液分泌、口腔衛生の低下
2.胃酸の逆流
3.酸性で糖質を多く含むお酒ばかり飲むことによる栄養状態の悪化
4.口腔内細菌の変化
5.グルタルアルデヒドなどの有害代謝産物や外傷が増える

この5つが起こることによって
・口腔ガンの発症率が上昇
・口臭の悪化
・歯の着色
・歯の喪失および咀嚼機能の減退
・歯科の局所麻酔が効きずくなる
このような症状がみられることが多い。

歯科と飲酒について

皆さんお酒はお好きですか?
どのくらいの頻度で飲まれる方がおおいのでしょうか。
お酒をたくさん摂取することによって起こる身体への影響
1.身体機能や免疫力、回復機能が低下
2.アルコールによる利尿作用で水分不足となり、唾液が減少
 自浄作用がある唾液が減少することにより、歯周病やう蝕が起こりやすい状態になる
3.酸蝕症の心配(歯が酸性の強い食べ物や飲み物で溶けてしまうこと)
 pH値が低い飲み物は、歯を溶かしてしまうリスクが高いです。
(※pH値は水素イオン濃度による分類で、pH7を中性の基準値として、7より高いとアルカリ性)
 特にビールやワインは酸性度が高く、長々と飲んでいると酸蝕症を引き起こしてしまう事があるため、
 長時間にわたって飲み続けるのは控えた方がよいです。
(例:ワインを口の中で転がす...など)

障害者施設にロボ導入強化 厚労省、職員の負担減狙い

 障害者の入所施設などで入浴や排せつを助ける介護ロボットの導入費用に関し、厚生労働省が補助を強化することが21日、分かった。腰痛になることもある職員の負担を軽減するほか、業務効率化で人手不足に対応する狙い。2023年度当初予算に向け2億7千万円を概算要求。21年度の補正予算に同様の費用を計上したが、22年度当初予算で見送っていた。

 介護ロボットは、職員が装着して力仕事を援助するもののほか、入浴時に利用者を持ち上げたり、ベッドからはみだすと感知して知らせたりするタイプがある。

 厚労省によると、高齢者施設でロボット導入を先行させた結果、負担軽減への効果を確認。実際に介護ロボットを導入した障害者施設では、利用者の入浴時の満足度が向上し、職員の腰痛が2割以上改善した例もある。

 障害者施設は1カ所当たり210万円まで、同グループホームは150万円まで補助する。補助枠内なら複数台購入できる。ロボットの種類によって1台当たりの補助額が決まっており、例えば入浴支援ロボットは最大100万円まで支援する。

 障害福祉事業所向けにロボットの体験会を開いた都道府県などに対しては、国が費用を全額補助する。

オーラルフレイル予防 食事編

食事ではどんなことを気を付ければ良いのか。
やわらかいものばかり食べていると噛む力が衰えてしまうため
普段からよく噛んで食事をするように心がけましょう。
また、フレイル予防のためにはバランスの良い食事が大切です。
色々な食材を取り入れると自然と噛む回数を増やすことができます。

・他に噛む回数を増やすにはどうしたら良いか
簡単な工夫で噛む回数を増やす方法をご紹介します。
1、一口の量を少なくする
2、歯ごたえを残す(大きめに切る、加熱時間を短めにする など)

・食事のバランスを整えるにはどうしたら良いか
1回の食事に「主食」「主菜」「副菜」をそろえることで
さまざまな栄養素をバランスよく摂ることができます。
特にたんぱく質には体をつくる重要な役割があります。

1日のたんぱく質 推奨摂取量
男性 18歳 ~ 64歳 → 65g
   65歳以上   → 60g
女性 18歳以上   → 50g

たんぱく質は、1食につき手のひらにのる程度の量が目安です。
フレイル予防のために不足しないように意識しましょう!

お口の体操をしてみましょう!

以前に比べて食べ物が「飲み込みにくい」ということはないですか?
お口の機能が低下していないかセルフチェックをしてみましょう。
簡単にできるチェック方法をご紹介します。

☆反復唾液嚥下テスト☆
「嚥下(えんげ)」とは、食べ物を咀嚼することで
飲み込みやすい大きさに変えて、口から喉を通り胃へ送り込むことです。
喉に人差し指をあてて、唾を飲み込んでください。
この飲み込みが30秒で何回できるかチャレンジしてみましょう。
2回以下だった場合は嚥下機能が低下している恐れがありますので
注意が必要です。

☆パタカラ体操☆
お口の機能をアップさせるための体操として、「パタカラ体操」があります。
唾液がよく出るようになったり、舌がスムーズに動くようになるなど
お口にとって良いことばかりです!ぜひお試しください。

「パ」→ 唇をはじくように
「タ」→ 舌先を上の前歯の裏につけるように
「カ」→ 下の奥を上顎の奥につけるように
「ラ」→ 下をまるめるように

各発音を8回ずつ2セット行ってください。
大きな声ではっきりと発音しましょう!

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