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老化をいかに遅らせるか

アンチエイジングは多くの人にとって、とても興味深いテーマといえるでしょう。食生活や運動習慣の改善はその代表的な手段ですが、人生100年時代を迎える中、特に高齢者の筋力トレーニングが注目されています。近年の研究により、筋力トレーニングは骨格を支える筋肉だけでなく、肌にも老化抑制効果を持つ可能性があることが報告されています。
 名古屋大学やハーバード大学医学部などによる国際共同研究では、加齢により骨格筋に脂肪が蓄積すると、筋力が低下し生活の質の低下につながること、そして、筋力トレーニングで、骨格筋内の脂肪を減少させるシグナルを促進し、筋機能の維持に役立つ可能性が示されました(*1)。
 また、立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームは、ポーラ化成工業との共同研究により、筋力トレーニングと有酸素性運動は、皮膚の弾力性と真皮構造を改善し、真皮のECM(細胞外基質)を増加させること、さらに、筋力トレーニングは血中の炎症因子を減らし真皮の厚みを増やすことで、外見の若々しさに貢献する可能性があることを世界で初めて報告しました(*2)。
 筋力トレーニングの主な効能として、①身体を支える抗重力筋を鍛えることによる姿勢保持能力の向上、転倒予防、移動能力の向上、②骨格筋量の増加による基礎代謝の向上、血流の改善、③体脂肪を燃焼しやすい状態へと身体の変化を促し、生活習慣病の予防・改善に寄与、④飲み込み(嚥下)に関わる筋力を鍛えることによる嚥下機能の維持・改善、⑤筋肉量が増えることによる腰痛や膝痛の軽減・緩和、などが挙げられます。
 筋肉量は20代をピークに減りはじめ、40代以降は10年で約10%というペースで減っていくと言われています(*3)。美肌にとっても、生活の質を保つ面でも有意義な筋力トレーニング。無理のない範囲で、ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

24年の平均寿命、横ばい 女87・13歳、男81・09歳

2024年の日本人の平均寿命は女性が87・13歳、男性が81・09歳となり、前年比で横ばいだったことが25日、厚生労働省公表の簡易生命表で分かった。女性は0・01歳縮み、男性は変わらなかった。国別で女性は40年連続1位。厚労省担当者は「心疾患や新型コロナウイルス感染症による死亡率が減少する一方、老衰や肺炎が増加した」としている。

 平均寿命は21、22年は新型コロナの影響で2年連続縮み、23年は延びていた。国勢調査による確定人口を基にした5年ごとの完全生命表では、20年に女性87・71歳、男性81・56歳となり、男女とも過去最高を更新した。

 国別では、男性は5位から6位に下がった。女性は2位韓国(86・4歳)、3位スペイン(86・34歳)。男性は1位スウェーデン(82・29歳)、2位スイス(82・2歳)、3位ノルウェー(81・59歳)。

 24年生まれの人が将来、がんや心疾患、脳血管疾患で死亡する確率は女性40・29%、男性45・41%と見込み、いずれも前年から低下。老衰は女性20・75%、男性8・39%で、肺炎は4・35%と5・89%だった。新型コロナは女性2・01%、男性2・58%となり、男女とも2年連続で下がった。新型コロナによる24年の死者は概数で3万5865人(約2200人減)だった。

白髪を防ぐ植物成分発見?

植物に含まれるポリフェノールの一種、ルテオリンに白髪を防ぐ効果があることを動物実験で確かめたと、名古屋大のチームが発表した。塗っても飲んでも効果があったとし、人間での応用が期待されるという。

 チームが開発した、加齢で白髪が生じるマウスの背中にルテオリンを約4カ月間塗布すると、塗らなかったマウスと比べて白髪の割合が大幅に減った。飲ませても白髪の減少が確認された。

 毛髪の成長を支える細胞や、毛髪の黒色を維持する細胞の機能が保たれていたことも、このマウスを使った実験で確認した。ルテオリンは抗酸化作用があり、皮膚の健康維持に有用である可能性はこれまでに報告されていた。

みなさまこんにちは

新型コロナウイルス感染症拡大の懸念がまだ完全に消えたわけではありませんが、コロナ禍前の日常に戻りつつあることを実感できるようになってきた反面、インフルエンザが急速に増加しており「警報レベル」となっています。手洗い・うがいの励行、室内湿度の保持と換気、睡眠と栄養摂取などで感染予防に努めましょう。ちょっと緩んでしまったスタンダードプリコーションの再チェックをお願いします。

 おせち料理の食材って、基本的に縁起を担いだ内容ですが、これだけ用意すれば良いとされる料理があります。それが「おせちの三つ肴」、黒豆(まめに働き、まめに暮らせるように)・数の子(子孫繁栄)・ごまめ(豊作を祈って)です。


 また、雑煮は年神様の年魂(としだま)をいただくための料理です。餅は米を使っており、稲の霊が宿る食べ物とされ、神様の生命力を分けてもらえる縁起の良いものです。ということは、いっぱい食べるとご利益あるかも?(アッ!また煩悩が・・・)

 いよいよ新しい年の幕開けです。
 皆さんにとって良い年となるよう、お祈りいたします

蛍光灯、27年末に製造禁止 政府、水銀規制で政令改正

政府は24日、全ての一般照明用蛍光灯の製造と輸出入を2027年末で禁止する政令改正を閣議決定した。水俣病の原因となった水銀を包括的に規制する「水銀に関する水俣条約」の締約国会議での合意を踏まえた措置。蛍光灯の種類に応じて段階的に禁止され、水銀が含まれるボタン電池も対象。政令は26年1月から順次施行する。

体が硬いと死亡リスク高い 「医療新世紀」

関節が動きにくく体が硬い人は、柔軟な人より死亡リスクが高いとの研究結果を、ブラジルなどの国際チームがスポーツ医学専門誌に発表した。

 46~65歳の男女約3100人に、膝や肩など7関節の可動域の広さをみる計20種類の動作をしてもらい、柔軟性を点数化した。男女別に点数の高さで3群に分けた上で、平均13年近く追跡した。

 その結果、男女とも点数が低く体が硬い群は、点数が高く柔軟な群に比べ死亡リスクが高く、女性は4・78倍、男性は1・87倍だった。

 今回柔軟性を評価したのは、特別な運動などをする前だったため、チームは「訓練で体の柔軟性を高めると長生きできるかどうかの研究が必要だ」としている。

百歳以上、9万5119人 54年連続増、女性が88% 最高齢は116歳、厚労省

敬老の日」(今年は16日)に合わせ、厚生労働省は17日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万5119人になったと発表した。昨年から2980人増え54年連続で増加。全体のうち女性が8万3958人と88・3%を占めた。男性は1万1161人。最高齢は兵庫県芦屋市の116歳女性だった。

 老人福祉法で「老人の日」と定めた9月15日時点で100歳以上の高齢者の数を、1日時点の住民基本台帳を基に集計した。昨年からの増加数は男性が625人、女性は2355人。2024年度中に100歳になる人の人数は4万7888人(前年度比781人増)だった。

 女性の最高齢は芦屋市の糸岡富子(いとおか・とみこ)さんで、1908(明治41)年5月23日生まれの116歳。男性は静岡県磐田市の水野清隆(みずの・きよたか)さんで、1914(大正3)年3月14日生まれの110歳。

 人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は76・49人。都道府県別では島根が12年連続最多で159・54人。次いで高知が154・20人、鹿児島が130・73人だった。埼玉が45・81人で最も少なかった。

 100歳以上の高齢者は調査を始めた63年は153人で、81年に千人を突破。98年に1万人を超えた。

 厚労省によると、23年の日本人の平均寿命は女性が87・14歳、男性が81・09歳となり、3年ぶりに延びた。新型コロナウイルス感染症による死亡数が減少したことなどが影響したとみられる。

次世代の電池「全固体電池」

世界で電気自動車が普及し、EV化が加速する中、長い航続距離・高い安全性を実現し、低コストで生産可能な電池開発が大きな進歩を遂げています。その中心が次世代の電池と目されている「全固体電池」です。一般的に使われている電池に様々な種類があります。リモコンや置き時計、懐中電灯などでよく使われているのはアルカリ乾電池で、スマホやタブレット、ノートパソコンなどをはじめとする電子機器類及び電気自動車のバッテリーなどには、小さくて大容量のリチウムイオン電池が広く使用されています。ただし、リチウムイオン電池は、正極と負極の間でイオンを伝達させる電解質に液体の有機溶剤を使用しているため、液漏れによるショートによる発火や破裂などのリスクがあります。その点、全固体電池は電解質が固体のため高温に強く、発熱量も小さいため、スマホの突然発火などのリスクが低減され、リチウムイオン電池より安全であるとされています。さらに劣化しにくいのが特徴で、携帯であれば充電が長持ちし、電気自動車に搭載すれば、航続距離を伸ばすことや充電時間を短縮することも可能となります。他にも全固体電池はリチウムイオン電池と比べて大容量で、作動温度範囲が広く高温や低温でも問題が生じないことも大きなメリットです。しかし、低コストで生産するための技術という点においては、安定した製品化・量産化への課題も残されています。

 日本政府は2050年のカーボンニュートラルを実現すべく、経済産業省のグリーンイノベーション基金事業を通じて、グリーン成長戦略の重点14分野を支援していますが、そこには自動車・蓄電池産業も含まれおり、全固体電池も研究開発も支援の対象となっています。電池に関する特許出願数を見ると、日本は世界でもトップクラス。全固体電池の量産技術を確立した企業は、世界のEV市場の覇権を握るとされています。すでに日産自動車では、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」において、2028年度までに自社開発の全固体電池を搭載したEVの市場投入を目指すことを発表しています。EV普及の起爆剤、カーボンニュートラル実現のゲームチェンジャーとなる可能性を秘める全固体電池。日本政府の今後の後押しと技術革新にぜひ注目したいと思います。

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