記事一覧

コーヒーから見つかった新たな成分が2型糖尿病のコントロールに有望

コーヒーの中から、2型糖尿病の血糖コントロールに役立つ新たな成分が見つかった。糖の吸収を遅くする作用があり、糖尿病の治療に用いられている薬剤よりも効果が優れている可能性もあるという。中国科学院昆明植物研究所のMinghua Qiu氏らの研究の結果であり、詳細は「Beverage Plant Research」2025年発行号に掲載された。

 コーヒーについてはこれまでにも、エネルギー消費を増やしたりインスリンの感受性を高めたりする作用のあることが報告されてきている。今回の研究では新たに、焙煎したコーヒー豆に含まれている特定の成分が、食品中の糖が吸収されて血糖になるまでの速度を抑制することを示唆するデータが得られた。

 血糖値は食後に高くなる。これは摂取した炭水化物食品が消化されてブドウ糖となり、それが吸収されて血液中に流れ込むためだ。炭水化物食品が消化される過程では、α-グルコシダーゼという酵素が必要とされ、これが炭水化物の分解を促進する。この作用に着目して開発された、α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)という薬があり、糖尿病の治療薬として長く使われてきている。α-GIはα-グルコシダーゼの作用を阻害する(妨げる)ことで、食後の血糖上昇を抑制する。

「抹茶」

いま海外で日本の「抹茶」が大きな人気となっています。財務省の貿易統計を見ると、抹茶を含めた日本の緑茶の輸出量・輸出額はいずれも増加傾向が続き、2024年の輸出量は約8,798トンと、対前年比で約16%増、10年前の約2.5倍に達しています。また輸出額も364億円と前年比24.7%増で、円安効果も相まって過去最高を更新しました。
 輸出先では米国(32%)が最も多く、東南アジア(20%)、台湾(19%)、EU・英国(16%)と続きます。品目別に見ると、抹茶などの粉末茶が輸出全体の約6割を占めており、リーフ茶を大きく上回っています。こうした品目構成には地域ごとの嗜好差が反映されており、米国とEU・英国では抹茶(粉末茶)の比率が高い一方、台湾ではリーフ茶の人気が高い傾向があります。
 抹茶は日本固有の文化と思われますが、歴史を辿ればルーツは中国にあり、約800年前の鎌倉時代初期に、臨済宗の開祖・栄西が宋から茶の種子を持ち帰り、茶の粉末を湯の中にいれてかき混ぜる抹茶法を伝えたことが始まりと言われています。その後、栽培方法や製造技術が日本独自に発展し、現在の抹茶文化が形作られました。
 抹茶の原料となる「てん茶」は、日光を遮る被覆栽培によって新芽の緑色を深め、うまみ成分や香りを高めます。収穫した生葉は蒸した後、揉まずに高温で乾燥し、茎や葉脈を取り除いたのち、石臼で挽いて抹茶とするのが一般的な製法です。
 抹茶人気の背景には、世界的な健康志向の高まりに加え、若年層を中心に抹茶ラテやスイーツなどの新たな需要が広がっていることが挙げられます。

ワンヘルス・アプローチ

「ヒト、動物、生態系の健康のバランスを持続的に保ち、最適化することを目的とした統合的で統一的なアプローチ」として「ワンヘルス」の定義と原則が2023年7月、ワンヘルス・ハイレベル専門家パネル(OHHLEP)において策定された。「人の健康、動物の健康、環境の健全性の3つは相互に密接につながり、これらを一体的に守っていく」という本概念が、2004年9月にマンハッタンで提唱されて以来、本邦においても関係諸組織で様々な活動が行われてきたが国民の認知度は未だ低い。
ワンヘルスの課題の一つとして薬剤耐性(AMR)対策があり、また、人獣共通感染症など病原体の体内侵入には口腔が関与し、歯と口の健康が全身の疾病とも関係することが解明されつつあるため、歯科とのかかわりに注目したい。日歯においてはAMR対策歯科臨床セミナーが開催されており、また、ワンヘルスに積極的に取り組んでいる都道府県歯もあるが、他分野連携を含めて、さらに考察してまいりたい。
今年3月に発行された「薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024」(厚生労働省)では「抗菌薬適正使用に関する新たな研究報告」として、歯科研究をとりあげ、抜歯時の抗菌薬の使用について言及している点も印象深く感じている。

老化をいかに遅らせるか

アンチエイジングは多くの人にとって、とても興味深いテーマといえるでしょう。食生活や運動習慣の改善はその代表的な手段ですが、人生100年時代を迎える中、特に高齢者の筋力トレーニングが注目されています。近年の研究により、筋力トレーニングは骨格を支える筋肉だけでなく、肌にも老化抑制効果を持つ可能性があることが報告されています。
 名古屋大学やハーバード大学医学部などによる国際共同研究では、加齢により骨格筋に脂肪が蓄積すると、筋力が低下し生活の質の低下につながること、そして、筋力トレーニングで、骨格筋内の脂肪を減少させるシグナルを促進し、筋機能の維持に役立つ可能性が示されました(*1)。
 また、立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームは、ポーラ化成工業との共同研究により、筋力トレーニングと有酸素性運動は、皮膚の弾力性と真皮構造を改善し、真皮のECM(細胞外基質)を増加させること、さらに、筋力トレーニングは血中の炎症因子を減らし真皮の厚みを増やすことで、外見の若々しさに貢献する可能性があることを世界で初めて報告しました(*2)。
 筋力トレーニングの主な効能として、①身体を支える抗重力筋を鍛えることによる姿勢保持能力の向上、転倒予防、移動能力の向上、②骨格筋量の増加による基礎代謝の向上、血流の改善、③体脂肪を燃焼しやすい状態へと身体の変化を促し、生活習慣病の予防・改善に寄与、④飲み込み(嚥下)に関わる筋力を鍛えることによる嚥下機能の維持・改善、⑤筋肉量が増えることによる腰痛や膝痛の軽減・緩和、などが挙げられます。
 筋肉量は20代をピークに減りはじめ、40代以降は10年で約10%というペースで減っていくと言われています(*3)。美肌にとっても、生活の質を保つ面でも有意義な筋力トレーニング。無理のない範囲で、ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

24年の平均寿命、横ばい 女87・13歳、男81・09歳

2024年の日本人の平均寿命は女性が87・13歳、男性が81・09歳となり、前年比で横ばいだったことが25日、厚生労働省公表の簡易生命表で分かった。女性は0・01歳縮み、男性は変わらなかった。国別で女性は40年連続1位。厚労省担当者は「心疾患や新型コロナウイルス感染症による死亡率が減少する一方、老衰や肺炎が増加した」としている。

 平均寿命は21、22年は新型コロナの影響で2年連続縮み、23年は延びていた。国勢調査による確定人口を基にした5年ごとの完全生命表では、20年に女性87・71歳、男性81・56歳となり、男女とも過去最高を更新した。

 国別では、男性は5位から6位に下がった。女性は2位韓国(86・4歳)、3位スペイン(86・34歳)。男性は1位スウェーデン(82・29歳)、2位スイス(82・2歳)、3位ノルウェー(81・59歳)。

 24年生まれの人が将来、がんや心疾患、脳血管疾患で死亡する確率は女性40・29%、男性45・41%と見込み、いずれも前年から低下。老衰は女性20・75%、男性8・39%で、肺炎は4・35%と5・89%だった。新型コロナは女性2・01%、男性2・58%となり、男女とも2年連続で下がった。新型コロナによる24年の死者は概数で3万5865人(約2200人減)だった。

白髪を防ぐ植物成分発見?

植物に含まれるポリフェノールの一種、ルテオリンに白髪を防ぐ効果があることを動物実験で確かめたと、名古屋大のチームが発表した。塗っても飲んでも効果があったとし、人間での応用が期待されるという。

 チームが開発した、加齢で白髪が生じるマウスの背中にルテオリンを約4カ月間塗布すると、塗らなかったマウスと比べて白髪の割合が大幅に減った。飲ませても白髪の減少が確認された。

 毛髪の成長を支える細胞や、毛髪の黒色を維持する細胞の機能が保たれていたことも、このマウスを使った実験で確認した。ルテオリンは抗酸化作用があり、皮膚の健康維持に有用である可能性はこれまでに報告されていた。

みなさまこんにちは

新型コロナウイルス感染症拡大の懸念がまだ完全に消えたわけではありませんが、コロナ禍前の日常に戻りつつあることを実感できるようになってきた反面、インフルエンザが急速に増加しており「警報レベル」となっています。手洗い・うがいの励行、室内湿度の保持と換気、睡眠と栄養摂取などで感染予防に努めましょう。ちょっと緩んでしまったスタンダードプリコーションの再チェックをお願いします。

 おせち料理の食材って、基本的に縁起を担いだ内容ですが、これだけ用意すれば良いとされる料理があります。それが「おせちの三つ肴」、黒豆(まめに働き、まめに暮らせるように)・数の子(子孫繁栄)・ごまめ(豊作を祈って)です。


 また、雑煮は年神様の年魂(としだま)をいただくための料理です。餅は米を使っており、稲の霊が宿る食べ物とされ、神様の生命力を分けてもらえる縁起の良いものです。ということは、いっぱい食べるとご利益あるかも?(アッ!また煩悩が・・・)

 いよいよ新しい年の幕開けです。
 皆さんにとって良い年となるよう、お祈りいたします

蛍光灯、27年末に製造禁止 政府、水銀規制で政令改正

政府は24日、全ての一般照明用蛍光灯の製造と輸出入を2027年末で禁止する政令改正を閣議決定した。水俣病の原因となった水銀を包括的に規制する「水銀に関する水俣条約」の締約国会議での合意を踏まえた措置。蛍光灯の種類に応じて段階的に禁止され、水銀が含まれるボタン電池も対象。政令は26年1月から順次施行する。

ページ移動

過去ログ