植物に含まれるポリフェノールの一種、ルテオリンに白髪を防ぐ効果があることを動物実験で確かめたと、名古屋大のチームが発表した。塗っても飲んでも効果があったとし、人間での応用が期待されるという。
チームが開発した、加齢で白髪が生じるマウスの背中にルテオリンを約4カ月間塗布すると、塗らなかったマウスと比べて白髪の割合が大幅に減った。飲ませても白髪の減少が確認された。
毛髪の成長を支える細胞や、毛髪の黒色を維持する細胞の機能が保たれていたことも、このマウスを使った実験で確認した。ルテオリンは抗酸化作用があり、皮膚の健康維持に有用である可能性はこれまでに報告されていた。