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親知らず細胞の研究進む 歯科再生医療

歯科の領域でも再生医療の研究が進んでおり、歯の成分が作れるところまできています。特に、親知らずの細胞を使って、口の中のいろいろな組織の再生ができないかという研究が進んでいます。
               福島民友 2007.4.13

目からウロコの医学常識

食後はすぐに横にならない
 嚥下機能(飲み込む力)が落ちていたら、早食いしないこと、食べ物を飲み込みやすいものを選んでたべること、食べた後にすぐよこにならないことが重要です。つまり一度のみこんだものが胃から逆流して食道にもどり気管へと入ると肺炎を起こすためです。(逆流性誤嚥性肺炎)
                 IPPO 2007(秋)

歯を磨かないと肺炎になる

高齢者の肺炎の約7割が!
 口の中やだ液の中には、ブドウ球菌、歯周病菌など様々な細菌が棲んでいる。中でもレンサ球菌や嫌気性菌が、うっかりと肺に入り込んでしまい炎症をおこすことがあります。これが誤嚥性肺炎といって、高齢者の肺炎の6から7割を占めている。
 高齢者や認知症の方、脳梗塞、ガンなどの手術をした方などは、嚥下機能が落ちているので誤嚥する確率が高くなる。しかも高齢者の場合は、免疫機能も落ちている場合も多い。そうするとますます肺炎にかかりやすくなる。

こどもの歯並びチェック

自分の子どもの将来、歯科矯正が必要か乳歯でチェックしましょう。
◇前歯の中心が、上下でそろっていない
◇乳歯がすきまなく、きっちりと並んでいる
◇下の前歯がみえないほど、上の前歯が深くかぶさっている
◇下の前歯が植えの前歯より前に出ている
◇奥歯は噛んでいるのに、前歯の上下があいてしまう
◇タ・タ・タを繰り返し言わせると、発音が不明瞭である
◇口がポカンとあいていることが多い

3つ以上あてはまるようであれば、将来の歯並びはやや危険信号。前歯の生えかわりを目安に小児歯科の受診をお勧めします。
               ボン メルシィ リトル 2007.6.25

お口爽やかですか 新潟県7年連続日本一!12歳児のむし歯数

新潟県の12歳児のむし歯数が日本一少なく、むし歯の数が1本以下となりました。県がむし歯予防に積極的に取り組んでから25年経ちました。その間にむし歯が5分の一に減少しました。このような結果が出た理由として
①歯科医師会と行政が一体となってフッ化物洗口による予防を行った。
②学校と歯科医院との連携によりむし歯を作らない活動に取り組んでいる。
③新潟県民の歯科保健への関心が高まっていること。
です。このことが医療費全体を下げることにより予防に対する意識が高まり県・市町村の医療支出を抑えることができた。今後も健康で長生きできる地域づくりのためがんばりたいと泉田裕彦新潟県知事と述べていた。
      2007.6.8 新潟県知事のメールマガジン第84号から転載      2007.8月号 メディア旭川 

災害や事件、事故と歯の健康

阪神・淡路大震災が起こったとき各避難所では水不足が起こり、そのため口腔内環境は劣悪し、口内炎や歯周病の悪化がみられたそうです。震災で被害と受け、極度のストレス、睡眠不足などによる体力低下などから、体がもちこたえられなくなります。
今回の新潟県の被災でも同様です。ストレスが並大抵のものではなく、精神的にまいってしまい、お口のケアをする状況でなく、今までさほど気にも留めていなかった箇所が痛みとなって出る場合があります。普段からのお口の健康を考えておく必要があります。
             サンデー毎日 2007.6.24 一部改変

トップスポーツ選手も歯の健康に注意している

芸能人は、テレビに映ることから歯の健康には気をつけていますが、スポーツ選手も見た目だけではなくしっかり噛めるようにと奥歯を含めたお口全体をケアしています。
元テニスプレイヤーの松岡修造さんも現役時代から歯には気をつけていて現在でもジュニアの合宿では「強くなりたければ虫歯は治すように」と必ず指導するそうです。
               サンデー毎日 2007.7

栄養ケア・マネジメントにおける歯科の役割

栄養サポートチームとは医師のみならず、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科医師、臨床検査技師など多くの職種が協力しながら専門的な技能を発揮して各々の症例に対し適切な栄養療法を立案し実行することを指し、この栄養療法が適切に行われれば高い治療効果を得ることができ、さらに合併症発症抑制、入院日数や医療費を削減できることなど明らかになっている。とりわけ高齢者は、潜在的な栄養障害を基盤に持ち、疾病・合併症・副作用などを容易に発症し、発症すれば容易に重篤化し、痴呆・失禁・転倒のリスクを増大させ、寝たきりにつながることが示されており、栄養介入の必要性が叫ばれている。
 今回の調査より、NSTにおいて歯科医療者の積極的関与は十分ではないとの結果が得られた。また、歯科医師や歯科衛生士が在職しているにもかかわらず、NST参加に消極的だったり、NST責任者がその必要性を感じないという結果から、日常診療に忙殺されている現状がうかがえる。
 歯科医師、歯科衛生士に期待するNSTにおける業務内容は、「口腔ケア」「口腔機能評価」「咀嚼機能回復」との回答が多く認められた。しかし、「嚥下機能評価」「摂食機能療法」については3割程度の施設でしか期待されていなかった。
 口腔は消化器官の一部であり、口腔の健康を守る歯科医師が栄養に関わるのは当然の義務とも思われる。今後は、多くの歯科医師が、口腔機能の維持・回復を通じた栄養改善に取り組まれることを期待したい。
日歯医学会誌 26、36-41、2007

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