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子どもの歯の健康 生涯にわたる基礎づくり

最近、幼稚園や小学校の歯科検診に行くと、虫歯予防の意識が高まってきたため、以前より虫歯の数が実感します。
虫歯になるといろいろと困ったことになります。乳歯の場合食べ物がよく噛めなくなるため偏食になりやすく、前歯がなくなると発音にも影響が出てきます。また乳歯にはすぐ下で成長している永久歯を正しい場所に誘導する働きがあります。早期に乳歯がなくなると隣の歯が前へ寄ってきて永久歯の歯並びに影響することがあります。
虫歯の予防には、フッ化物などを応用して歯を強くし、間食の方法に注意しまただらだら食べをしないなどの食生活の改善、正しい歯みがきが有効です。
          福島民友 2007.6.8

一歳半の食生活で虫歯に

一歳半を過ぎた頃の食習慣は、三歳になってからの虫歯の数を関係が深い。こんな実態が仙台市東地方保健所が行った調査で分かった。ジュース、乳酸菌飲料をよく飲むグループは、牛乳・水・お茶を飲むグループよりも虫歯のある幼児の割合が2倍に上がったほか、哺乳瓶の使用、おやつの時間、甘いものを食べる回数、保護者による仕上げ磨きなどの項目で、虫歯と高い相関関係がみられた。
            東奥日報 2007.6.2

口に健康不安 33%

日々の暮らしに欠かせないのが、食べる楽しみ。ところが、現代の中高年の多くは、歯や歯茎など口の健康に不安があることがサンスターの意識調査で分かった。歯周病などを放置すると、細胞が酸化して老化が加速し、生活習慣病のリスクも高まる。早めに治療をと呼びかけている。
            沖縄タイムス 2007.6.8

喫煙 歯周病の大きな原因

喫煙と因果関係の強い口腔疾患としては、口腔がん、歯周炎、口唇・口蓋裂、根面う蝕があげられます。また、喫煙による歯の着色、味覚の減退、口臭の原因にもなります。とくに歯周病を悪化させる大きな原因です。アメリカでの調査では、喫煙者は非喫煙者の4倍歯周病になりやすく歯周病患者の52%が喫煙が原因であると推察されています。また、外科処置後の傷の治癒を遅らせたりインプラントの成功率にもかかわります。
                  山陽新聞 2007.6.23

中学生の歯磨き回数

ライオンがオーラル調査をしたところ
中学に入ると女子は歯磨き回数が増え、男子は減る傾向にある。歯磨きをする理由は、女子では口臭予防、男子は習慣だからが目立っており思春期に入って芽生える意識の差が、歯磨き行動に現れている。
             化学工業日報 2007.7.19

親知らず細胞の研究進む 歯科再生医療

歯科の領域でも再生医療の研究が進んでおり、歯の成分が作れるところまできています。特に、親知らずの細胞を使って、口の中のいろいろな組織の再生ができないかという研究が進んでいます。
               福島民友 2007.4.13

目からウロコの医学常識

食後はすぐに横にならない
 嚥下機能(飲み込む力)が落ちていたら、早食いしないこと、食べ物を飲み込みやすいものを選んでたべること、食べた後にすぐよこにならないことが重要です。つまり一度のみこんだものが胃から逆流して食道にもどり気管へと入ると肺炎を起こすためです。(逆流性誤嚥性肺炎)
                 IPPO 2007(秋)

歯を磨かないと肺炎になる

高齢者の肺炎の約7割が!
 口の中やだ液の中には、ブドウ球菌、歯周病菌など様々な細菌が棲んでいる。中でもレンサ球菌や嫌気性菌が、うっかりと肺に入り込んでしまい炎症をおこすことがあります。これが誤嚥性肺炎といって、高齢者の肺炎の6から7割を占めている。
 高齢者や認知症の方、脳梗塞、ガンなどの手術をした方などは、嚥下機能が落ちているので誤嚥する確率が高くなる。しかも高齢者の場合は、免疫機能も落ちている場合も多い。そうするとますます肺炎にかかりやすくなる。

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