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金属材料の咬合などで発生する電流

アルミを噛んだ時に変な感じをした方もおられると思います。口の中で異種の金属が接触すると金属間に電位差が生じピリッと電流が流れることがあります。これをガルバニー電流といいます。これは、例えば銀歯でも金属材料が異なると発生することがあります。
 金属が異なれば必ず起こるというものではないのですべて同じ金属に取り替える必要はありません。しかし、時々ピリッとする、金属の味がするなどといった症状がある場合は、金属の腐食も考えられるため気になるときには、かかりつけの歯科医師に相談してください。
                   福島民報 2008.8.8

歯の漂白は、ここに注意

「白い歯」に対するあこがれは最近とみに強くなっていて、歯科医院でのブリーチング(漂白)が主流となっています。これは、歯の表面の石灰質を溶かすため、やり過ぎると歯質がもろくなるので注意しましょう。また、保険が効きません。後戻り(また着色すること)することもあるのが欠点です。
 歯の表面についた汚れを取るエアーフロー(細かい研磨材の粒子を歯に吹きつける方法で歯のクリーニングとも言われている)は、歯への悪影響はありません。歯面清掃のためのエアーフローは保険が適用されます。しかし、もともとの歯の色に戻しますが、もともとの歯の色が黄色い方には、歯の色がそれ以上白くなることがありません。

舌、口臭も要チェック:歯周病と密接にかかわる口内の状態

あなたの舌は、きれいなピンク色ですか?白っぽい舌、黄ばんだ舌は要注意。口臭を出す歯周病菌の約60%は舌に潜んでいます。歯周病の治療をしても、舌の手入れが十分でないと口臭がでてきます。
 胃炎、肝臓病、糖尿病、呼吸器系の疾患などでも口臭が強くなります。自分の口臭がどれだけあるかは、口臭を測定する歯科医院でのチェックをお勧めします。
追加)当院にて口臭測定器があるため気になる方は、一度測定してみてください。
                   暮らしと健康 2008.9

あなたの生活が歯周病をつくっているかもしれない

(喫煙)
1日に吸うタバコの本数や喫煙年数が多くなるほど、歯を失う危険率が高くなる。喫煙すると、ニコチンによって血管が収縮して血流が悪くなり、細菌に対する抵抗力が低下する。
(食)
糖分や脂肪分の多い高カロリー食は、歯周病を悪化させる肥満や糖尿病などの原因になる。野菜、海藻、きのこなどに多く含まれる食物繊維は、肥満、糖尿病を予防するだけでなく、歯に付いた汚れを掃除する働きもある。また、カルシウムを多く含む食品は、歯周病を悪化させやすい骨粗しょう症を予防する
 お菓子、ジュースのだらだら食べ、ちょこちょこ飲みは、むし歯菌や歯周病菌のエサとなります。
(アルコール)
歯磨きがおろそかになったり、カロリー摂取過多による肥満や糖尿病などの要因
(予防)
疲れたときは、無理をしないで急速や睡眠を十分とって免疫を上げる
軽い運動は、歯周病を予防する効果がある
                   暮らしと健康 2008.9

地域連携で在宅歯科医療の展開を(奈良県歯科医師会による在宅推進に向けた地域医療連携推進の取り組み)

(他職種との連携の推進)
①医師会、病院協会、中核的総合病院
②看護協会、栄養士会、ケアマネージャー連絡協議会
③大学病院
④老健施設
⑤言語聴覚士(連携による摂食嚥下指導の充実)
(歯科医師の研修及び歯科衛生士の養成)
①摂食嚥下研究会講演会(歯科衛生士、言語聴覚士、訪問看護師等の参加によるシンポジウムの実施
②訪問指導のできる歯科衛生士養成講座
③地域医療連携推進講演会(他職種からの患者紹介、情報収集のノウハウ)
④全身管理講演会、バイタルサインセミナーの実施
                  2008.9.15 日歯広報
(院長談)
 歯科医師会でも訪問歯科診療について力をいれているようです。今後病院での入院期間が短くなる分在宅ケアが必要となります。そのときにかかりつけの歯科医師を持つことをお勧めします。

言語聴覚療法セミナー参加します

摂食・嚥下リハビリテーション講習会に参加します。
この講習会は道民カレッジ連携講座となっております。
日時:9月28日(日)9:30~17:00
場所:北海道医療大学札幌サテライトキャンパス

噛む力 見直そう 健康にも影響、肥満も予防②

噛むことに特化した2つの商品
①リカルデントカムパワー
 噛む力に着目した板ガム。独自の製法により適度な噛み応えとさわやかなミントの味を長く続くのが特徴
②「噛む。」永谷園から噛んで味わうそば
 通常の2倍以上の超極太そばで強いコシがでて、これまでにない噛み応えのある麺に仕上がっている

噛む力 見直そう 健康にも影響、肥満も予防

生活が豊かになって、とろける・ふんわりなどやわらかい=おいしいという傾向が強まった日本人の嗜好。同時に、子供たちの噛む力も弱まってしまったといわれている。よく噛むことは、食事の基本であるだけでなく、脳の活性化や生活習慣病予防にもつながることから、噛む力を見直そうと言う動きが出てきている。

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