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イオン放出ガラスによる歯髄炎を抑制-大阪大学大学院歯学研究科

先端機能性材料学共同研究講座の堺 裕彦 助教、佐々木淳一 准教授、今里 聡教授らの研究グループは、歯髄を守る治療に用いられる材料として、リチウムイオンとストロンチウムイオンを段階的に放出する新しいガラス粒子を開発した。

 ガラス粒子は、まずリチウムイオンを速やかに放出して歯髄の炎症を抑え、その後、ストロンチウムイオンをゆっくりと放出することで、歯髄の上に修復象牙質を積極的に形成させるように設計されている。細胞実験では、炎症を起こした歯髄の細胞の機能が回復し、ラットの歯を用いた動物実験では、3日後に歯髄の炎症が抑えられ、28日後には修復象牙質が形成されていることを確認した。このガラスを応用することにより、う蝕治療の選択の幅が広がる可能性がある。

 本研究成果は、米国科学誌『Dental Materials』の2026年5月号に掲載された。
【歯科通信】

歯科を含む二次予防の位置づけ

10月19日、厚生労働省は「事業所における労働者の健康保持増進のための指針」の改正を公表した。

 これまでの指針は、生活習慣の改善などによる一次予防(病気にならないための予防)を中心としていた。今回の改正では、健康診断や検診による二次予防(早期発見・早期治療)を健康保持増進措置として明確に位置づけている。
 「歯科疾患」が二次予防の対象として明示されたことにより、事業所における健康経営や産業保健活動のなかで、歯科健診の受診勧奨・要精密検査者への受診フォロー・歯周病などの早期発見・早期治療の推進といった取り組みを位置づけやすくなった。
【歯科通信】

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