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「みんなで安心マーク」撤去について

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけ変更に伴い、これまで医療広告規制の特例的取り扱いとされてきた「みんなで安心マーク」が令和5年5月8日(月)以降は広告できなくなりますので、院外掲示やホームページの掲載等は同年5月7日(日)で撤去されるようご対応をお願いします。

 なお、本マークの撤去については3か月程度の猶予期間が設けられる予定です。詳細は日歯HP(下記URL)をご確認ください。
https://www.jda.or.jp/dentist/anshin-mark/

口腔ケアは全身疾患の予防につながるのか「分かりやすい発信方法を考えたい」‐河口浩之・広島大学病院革新的病院口腔ケアプロジェクトセンター長に聞く

革新的病院口腔ケアプロジェクトセンターの概要を教えてください。

 広島大学の「プロジェクト研究センター構想」の一環として設立されました。センター開設にあたり特別に人材を募集したり、スタッフの所属を変えたりするのではなく、広島大学病院の各診療科や各部署から集められたメンバーで構成されています。書類上の構成メンバーは各診療科の科長や各部署の代表者を中心とした24人ですが、科長などが声をかけた際はその科の人たちにも参加してもらうため、より多くの方に関わってもらいながら運営できる状態となっています。

 設立目的は口腔と全身の関係性をさまざまな方面から分析・発信することです。大学院の医系科学研究科である基礎的な細菌学や疫学、疫病制御学をはじめとして、医療データの解析部署、医科や歯科・診療科なども入った包括的な研究センターとなっています。

 周術期口腔機能管理の実施には、疾患によっては入院日数が減少する、口腔内の衛生状態が向上するなど病院と患者さんの双方にメリットがあります。しかし入院の状況によっては、歯科の介入を受けない患者さんもいるため、口腔ケアを入院患者さん全員に行うことはできません。そこで当プロジェクトにて口腔ケアの影響を基礎的・臨床的に分析し、全ての入院患者さんに対する新たな口腔ケアの方法や有効性を発信したいとの考えから「革新的病院口腔ケア」と名付けました。

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