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cnm陽性ミュータンス菌が微小脳出血の出現に関与。脳卒中の機序の解明に期待。

脳卒中は寝たきりになる原因の筆頭で、脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳内出血および、くも膜下出血に分類される。脳出血は高血圧や糖尿病などの生活習慣病との関わりが深いが、それだけでは説明出来ない部分が多く、未知の要因があると考えられてきた。
 研究グループは、脳卒中で国立循環器病研究センターに入院した患者から歯垢を採取し、その中に含まれるミュータンス菌を培養し、cnm陽性ミュータンス菌と経時的な微小脳出血の出現率の関係を調査。その結果、cnm陽性ミュータンス菌が歯垢中から検出された患者はそうでない患者と比較して、微小脳出血の出現率が4.7倍高いことが明らかになった。

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