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歯科技工士等の確保対策を問う

歯科技工士で札幌市議の好井七海 氏(公明党)は9月25日の札幌市議会本会議で代表質問し、歯科保健医療提供体制の取り組み、歯科衛生士や歯科技工士の人材確保についての考えを質した。

 歯科衛生士は歯科疾患の予防需要増加による人材不足。歯科技工士については長時間労働、技術修得までの期間が長いなどの理由で20・30代の歯科技工士数の減少が顕著と述べ「高齢就業者の退職が進めば、全体の歯科技工士数が大幅減となり、市民にとって重要な問題になる。市民に適切な歯科保健医療を提供するためには、歯科専門職の人材確保は必要」と訴えた。

(歯科通信より)

歯ブラシの歴史

歯ブラシは今から約520年前の1498年、
中国の皇帝が豚の毛で作ったのが始まりです。
それまでは、チューイングスティックやトゥーススティックやとよばれる
小枝を柔らかくなるまで噛んだもので歯を擦ったり磨いたりしていました。

それ以前のギリシャやローマでは爪楊枝を使って
歯の掃除をしていたといわれています。

中国の皇帝が歯ブラシを発明した頃の日本は室町時代ですが、
江戸時代の日本では、房楊枝といわれる小枝の先の繊維を房になるよう
裂いて作られたものと歯磨き粉で歯みがきを行っていたようです。

ヨーロッパに中国の皇帝の歯ブラシが伝わったときには
柔らかい馬の毛を使用するなど、十分に利用目的が伝わらなかったようですが
1770年代に英国人のウイリアム・アディス氏がイノシシの毛を使った歯ブラシを
大量生産してからは、市場の広がりとともにグリップが骨からプラスチックになり、
1938年にはナイロン製の毛を使うようになりました。
日本では1903年にライオンの前身「小林富次郎商店」が
歯ブラシを販売したのが始まりです。

小枝を使って歯みがきをしていたころから比べると、
歯ブラシは飛躍的に進歩し、今は音波ブラシや
お口に入れるだけで磨けるマウスピース型の歯ブラシなどもあります。
どんな歯ブラシを使っても、構わないと思いますが、
「磨かなければ細菌は増え続ける」ということですね。
お食事の後や寝る前は歯ブラシを使って歯を磨くようにしましょう。
また、歯ブラシでは取ることができない歯石などは
歯科医院で取ってもらいましょう。
お口の中をくまなくお掃除すると、さっぱりして気持ちいいですよ!

▼参考:歯の博物館(神奈川県歯科医師会)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i0cd4et0lvh78gsncxoJY
▼参考:歯の博物館(愛知県歯科医師会)

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