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歯科関連の国家試験合格者が発表。歯科医師は3年ぶりに2000人超え。

第111回歯科医師国家試験の合格者が発表され、出願者3721人、受験者3159人で合格者は2039人という結果になった。合格者は3年ぶりに二千人を超えたが、合格率は前年に比べ0.5ポイント減少の64.5%。
 新卒者の合格率は77.9%、既卒率は44.0%。規定年限で合格する学生の比率が急激に下がっているという現状は前回と変わらず。留年学生を除いた最終年限での出願者数に対する合格者の割合をみると、一部の大学で20%台となるなど厳しい現状となっている。
 また、平成29年度歯科技工士国家試験の合格発表も行われ、受験者952人に対し、合格者は902人。合格者が初めて1000人を割った昨年度よりさらに85人も減少した。全国の歯科技工士学校の入学者も激減しており、若者の歯科技工士離れが進んでいることは間違いない。
 歯科衛生士国家試験では、7374人が受験。合格者は7087人と前回に比べ350人増加した。どの職種も歯科医療を支える重要な役割を背負っている。将来の歯科業界を担う人材が育つことを期待したい。

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