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米国での誤嚥性肺炎による入院は減少傾向

 2002~2012年の間に米国での誤嚥性肺炎による入院数が低下したことが、「Annals of the American Thoracic Society」6月1日号に掲載の研究で報告された。

 この研究は、米ヤコビ医療センター(ニューヨーク市)のChao-Ping Wu氏らが、2002~2012年の米国内における誤嚥性肺炎の傾向を報告したもの。同氏らは全米入院患者標本データベースを用い、誤嚥性肺炎のため入院した患者406,798例のデータを対象とし、発生数、院内死亡率、入院期間、および総入院費用の傾向を調査した。

 患者の20.7%は65歳未満、79.3%は65歳以上であった。1万人あたりの誤嚥性肺炎の全発生数は、2002年の8.2例から2012年には7.1例へと低下し、院内死亡率は18.6%から9.8%へと低下した。65歳以上の患者での1万人あたりの発生数は40.7例から30.9例へ、院内死亡率は20.7%から11.3%へと低下した。総入院費用の中央値は、65歳未満、65歳以上の両群ともで上昇した。65歳以上であること、非教育病院での治療は、院内死亡の独立した予測因子であった。

 「高齢化する米国人集団において、地域社会で誤嚥性肺炎の予防戦略を実施する必要がある」と、著者らは結論している。

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