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博多の歯科破産 シティデンタル患者被害者の会、刑事告訴も検討 債権者集会

インプラント治療を中心に手がけた「シティデンタルクリニック」(博多区)の運営母体で、2月に破産した医療法人樹啓会の第1回債権者集会が5月30日、福岡地裁であった。治療を途中で受けられなくなった患者ら約40人が出席した。集会では法人理事長で歯科医師の男性が「私の力不足で迷惑をかけたことを深くおわびする」と謝罪したという。

 破産手続申立書によると、同法人の負債額は少なくとも約7億1500万円。同クリニックは、治療中の患者約210人から2億4700万円の治療費を受け取ったまま1月に閉院した。「シティデンタル患者被害者の会」によると、集会では、前金で納めた治療費について、破産管財人から「財産が残っていないので返せない」との説明があったという。

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