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歯茎から血が出る

歯を磨いた時に歯茎から血が出る。この状況はかなりの確率で歯周病だと考えていい。30代から60代の約8割が歯周病にかかっているそうだ。歯周病やある程度まで痛みなどの症状がなく静かに進行しますが、放置すると歯を支える歯槽骨が溶け、歯が抜けてしまう。そうならないよう軽度のうちに治療を始めること。歯周病は早期発見早期治療が何より大事です。歯周炎に進むと、歯周ポケットと呼ばれるすき間が歯と歯茎の間にでき、歯周病菌が入り内部に炎症を起こす。この場合歯磨きの改善にプラスして歯石を取り、歯周ポケットの中のプラークを掃除する治療を行う。さらにポケットが深くなり歯のぐらつきを感じたら手術の必要も。
 歯周病の恐いところは、口の中の問題にとどまらず、プラークに含まれる多数の歯周病菌が歯周ポケットから体の中に入り血液で循環し、動脈硬化や心筋疾患をはじめとする循環器系の病気を引き起こすこと。さらに近年は口の中のガンの発生や認知症にも関係があるといわれています。歯周病は日々の正しい歯磨きでかなりコントロールできますから、努力しましょう。
                   クロワッサン 11.1月

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