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予防効果をアップするために洗口液を用いる。

①ブラッシングとの併用を
あらゆるメーカーの全ての洗口液は予防を目的とします。バイオフィルム(細菌が固まってコロニーを形成している)を破壊することはありません。洗口液は、プロフェッショナルケア後の良好な状態をなるべく長く維持するための予防ツールであり、蓄積したバイオフィルムを殺菌するためのものではありません。また、歯肉縁上(見えるところ)をコントロールするためのツールであり、歯肉縁下(歯と接した歯肉の内側で見えないところ)プラークの抑制をするものではありません。洗口液の有効成分が口腔内にとどまることで、プラーク付着抑制効果と歯肉炎予防効果が得られます。ブラッシングの後や就寝前に活用することで、より高い予防効果が期待できます。
②アルコール含有に注意
高齢者患者さんの多くに口腔乾燥の症状た見受けられ、口腔粘膜が弱っているケースが少なくありません。また、一般的な洗口液には、患者さんの口腔粘膜を刺激するアルコールが含まれている場合が多いので、使用には注意が必要です。

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