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誤嚥性肺炎「すぐ抗菌薬」必要か

誤嚥性肺炎が発生した場合に、細菌性の原因なのか、化学性の原因なのかを判別することは難しい。化学性であれば、細菌は関係ないため抗菌薬は効果を発揮しない。とはいえ、化学性の肺炎でも細菌感染を続発する可能性もある。細菌感染を抑制する意味で、経験的に抗菌薬投与を行う選択肢はある。日本呼吸器学会の医療・介護関連肺炎のガイドラインでは、誤嚥性肺炎の治療としては、原因菌を同定して、有効な抗菌薬を選択するとだけ示している。明確なエビデンスはないので、難しい選択肢とはなる。

周術期口腔機能管理の算定 歯科標榜病院の45.9%

日本歯科総合研究機構(日歯総研)はこのほど、歯科標榜病院における医科歯科連携に関する調査結果をまとめた。調査の結果、複数回答による歯科標榜科名は「歯科」が69.4%で最も多く、次いで、「歯科口腔外科」の57.4%。医科入院患者の口腔管理を含めた歯科治療を実施している病院は96.1%であり、ほとんどの歯科標榜病院で実施していた。
                    日歯広報 2013.7.15

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