記事一覧

「効果の科学的根拠示す」 特定健診・保健指導/矢島健康局長

厚労省の矢島鉄也健康局長は9月26日(水)、専門紙記者クラブの共同取材で、医療保険者に実施が義務付けられている特定健診・保健指導の効果を科学的に証明する「戦略的研究」を局内で進めていることを明らかにした。特定健診の実施率は43.3%(22年度)、特定保健指導の実施率は18.0%(同、終了者の割合は13.7%)と低迷しており、実施率の底上げが課題となっている。矢島局長は「健診・保健指導を実施したグループと実施していないグループを比較すると、患者は健診・保健指導を受けていたグループの方が少なく、入院も少ない」と研究の一端を紹介。そのうえで「科学的根拠、つまり(特定健診などが)うまくいくということがみえてくれば、受診率は上がっていくと思う」と述べた。
                       「国保情報(国保中央会発行)№1070より転載」
 

認知症のサイン見過ごさないで

認知症の初期から中期に現れる症状で、日常生活の基本的な活動に支障をきたす「生活障害」。その中には「適切な服を選べない」「風呂に入ろうとしない」といった事例が含まれるが、道民を対象にした意識調査では知っている人は3割以下で、発見が遅れるおそれがあることが分かった。専門医は「見過ごさず、おかしいと思ったら早めに受診を」と呼び掛けている。
                   北海道新聞 2012.11.8

過去ログ