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差し歯が取れたら 受診できるだけ早く

「かぶせていた銀歯が取れてしまったので、くっ付けてください」と言って来院される患者さんは、多くいらっしゃいます。外れてしまう原因は、銀歯の周囲から虫歯が進行していたり、常につまようじなどを使って、歯の間にはさまった食べかすを取っていたり、かみ合わせの変化によって一部の歯に強い力が加わるようになっていたり、不意に大きな力が加わった場合などさまざまです。
 大半の人は、外れるとすぐに歯科医院に来院されたり、予約の電話をしたりしますが、中には長期間放置したり、三個四個と外れてから来院したりする人も見られます。
 通常、外れた部分に虫歯がなく、適合に問題がなければ、もう一度付け直すこともできますが、長期間経過した場合、見た目以上に内部で虫歯が進行していることが多く、抜歯になってしまうこともあります。外れてしまったら、できるだけ早く歯科を受診して下さい。
         福島民報 2009.7.20

空気ののみ込みが影響 けっぷ・おなら

げっぷやおならは誰でもするもの。ただ、回数が多いと気になる。ストレスや緊張が高まると、無意識に歯をかみしめてつばと一緒に空気をのみ込むのを繰り返すようになることがある。これが原因ならかみしめないようにしたり姿勢を直したりすれば改善するという。高齢者などは逆流性食道炎の可能性もあり、薬を服用すると治まることが多い。
 空気をのみこまないように気をつければ、おならも減るケースが多い。ただ、食事や薬の影響によって、食べ物の消化などを助けるため大腸に多数生息している腸内細菌の種類や分布が変わり、おならが増えることがある。大腸の運動異常でガスが大腸の上方にたまっておなかが張る症状を訴える女性もいるが、こうしたケースではおならが増えることはないという。
 まれだが、食事内容はいつもと変わらないのに、おならのにおいが急に変わり下痢などになったら病気の可能性もある。一度医師の診察を受けるのがよいだろう。
         日本経済新聞 2009.7.19

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