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ゆっくり食べ、少量で満腹

 東京歯科大とライオン歯科衛生研究所は、肥満と食習慣の関連を共同研究している。研究では、意外にも、夜食やおやつ、遅い夕食など、いつ食べるかは肥満との明確な関連がみられずいかに食べるかの重要性がはっきりと浮かび上がってきた。
 多くかむ人の特徴は、食事時間が長い一方、食事量は少ないこと。これは、食べ物をよくかむほど脳の満腹中枢が刺激されて、食欲が抑えられるためだ。早食いの人は、満腹感を感じる前に大量に食べてしまいがちである。
 大人になってから早食いを改善するのは、難しい。子どもの時から、先に口に入れた食べ物をのみ込むまで次の食べ物を入れないなど、よく噛む習慣を身につけさせたい。
                   読売新聞 2008.12.11