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平成20年度 いつまでも口から食べようシンポジウムin釧路②

阿部 弥生衛生士(介護支援専門員、口腔機能向上支援認定歯科衛生士)
 口腔機能低下の主な症状は、よだれがたれる、食べこぼす、食事に時間がかかる、話さない、口臭があるなどです。これは、使っていない唇や舌の機能が衰える廃用症候群が主な原因と考えられています。口の中の不具合を放置すると機能低下が進み噛めなくなります。このため軟らかいものを食べると更に低下して負の悪循環ができます。
 口腔機能を活用して食べることは、体力、筋力の向上につながり、リハビリの成果にも影響します。毎日の生活から食べること、笑うこと、話すことを取り除いたらどんな楽しみが残るでしょう。
 歯科衛生士として口腔機能向上サービスを実施して改めて口腔機能の重要性を確認しました。
              北海道歯科医師会雑誌 2008.12