厚生労働省は2027年度から、唾液で歯周病を調べる簡易健診を実施する自治体に必要経費を補助する。希望者が毎年受けられるようにする。1年以内に歯科健診を受けた人の割合を2035年度までに95%に引き上げることを目指す。
27年度の概算要求で国民皆歯科健診の具体化へ93億円を計上した。健康寿命の延伸を図る「攻めの予防医療」の重点施策のひとつとする。24年時点では過去1年以内に歯科健診を受診していない人が4割になる。
簡易検査について28年度からは健康増進法上の制度として位置づけるよう検討する。歯や周辺組織を歯科医院で検査する歯周病検診についても、10歳おきから5歳おきに短くする。
職場を通じた歯科健診の普及も進める。疾病予防の取り組み実績に応じて、企業の健康保険組合から75歳以上の高齢者の医療費に回す拠出金を加算・減算する制度がある。27年度からこの制度に簡易歯科健診も盛り込む。