昨年12月に保険導入された「3次元プリント有床義歯」の診療指針を日本補綴歯科学会が作成し、2月26日付けでホームページに公表した。
診療指針は、定義や適応、製作の流れや留意事項などを記載。留意事項によると、印象および咬合採得は従来法に基づいて実施し、作業用模型と咬合採得物をデジタルデータ化した後のデザインでは、「口蓋の厚みは2ミリ以上を確保する」と記載。さらに、「試適時に印象採得が必要であると判断した場合は、シリコーン印象材を用いてトライデンチャーで咬合圧印象を行う」「再咬合採得が必要であると判断した場合はトライインデンチャーで咬合採得を行う」「仮床試適後に人工歯および粘膜面を修正したい場合は必ずデザイン上で修正を行うこと。トライインデンチャーを修正しても、最終義歯には反映されないことに留意すること」と説明。
なお、現在は準用点数で行われているが、令和8年度診療報酬改定により6月から「3次元プリント有床義歯(1顎につき)」4千点が算定できる。
【歯科通信】