記事一覧

三師会で福岡厚労大臣と加藤財務大臣に賃金・物価上昇等への対応を要望

三師会の高橋英登日歯会長、松本吉郎日医会長、岩月進日薬会長は9月11日に、福岡資磨厚生労働大臣を訪ね、(1)医科歯科医療機関、薬局等における賃金・物価の上昇等への今年度中の対応、(2)オンライン資格確認の機器更新費等の補助―について要望書を手交した。また、翌12日には、加藤勝信財務大臣に(1)の要望を行なった。両日とも、元厚労大臣の田村憲久衆院議員が同席した。
●高橋会長「国民の医療を守るための財源確保」を強調
高橋会長は、福岡厚労大臣との面談で、日歯ではオンライン資格確認への対応を会員に促してきたが、経費や事務処理などに対応することが難しく、特に中山間部での閉院が相次いでいることや、会員の平均年齢が63歳となっている現状を説明した。その上で、医療が枯渇しては国民皆保険制度の堅持も難しいとし、国民のための医療を守るためにも、公定価格での歯科医療提供に必要な財源を確保する必要があると強調した。