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滋賀医科大学とサンスターが解明 口腔と血糖の管理両立が重要

 糖尿病患者において「歯科メインテナンスと血糖管理の両立」が歯の喪失予防に不可欠だった。70万人分の医療ビッグデータを解析し、糖尿病患者における血糖コントロールと歯の本数、歯科受診の実態との関連性を明らかにした。

 調査は、20~74歳の定期健康診断受診者を対象に、歯科受診の内訳を「メインテナンスのみ」「治療のみ」「両方」「未受診」の4区分で分析した。

 結果として、血糖コントロールが良好な糖尿病患者と非糖尿病患者の間には歯の本数に差が見られなかった一方で、血糖コントロールが不良な糖尿病患者では、歯科メインテナンスを受けていても歯の本数が少ない傾向が明らかとなった。
 また、治療のみを受診している群では、加齢とともに喪失傾向がより顕著だった。


【歯科通信】