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糖尿病と歯周疾患

糖尿病により慢性の高血糖状態が長期に続くと、種々の合併症を発症する確率が上昇する。近年、網膜症、神経障害、腎症、大血管障害、細小血管障害に次いで、歯周病は第六番目の合併症としてとらえられるようになっている。歯周病との関連で理解しておくべき糖尿病患者の実態として、好中球機能低下、微小血管障害、コラーゲン代謝障害などによって感染症にかかりやすくなったり、傷が治りにくくなることがあげられる。
            山口新聞 2008.4.23