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介護福祉の実態調査」 日本医療労働組合連合会

日本医療労働組合連合会は、介護・福祉関係で働く労働者に実施したアンケー
ト結果を発表いたしました。
 回答者の約8割は女性で男性は約2割。職場は約8割が施設系で、約2割が訪問系
でした。
 職場では介護福祉士30.0%と最も多く、次いで、ヘルパー22.2%、看護職16.7
%と続きます。勤続年数は5年未満が約6割を占めています。
 疲れの回復具合の質問では「疲れが翌日に残ることが多い」が42.3%「休日で
も回復せず、いつも疲れている」18.1%などで、6割を超える者が疲れを感じて
います。
 一方、仕事については「やめたい」と思った程度では、11.9%が「いつも」
あったとし、18.5%が「しばしば」あったと答え、専門職でありながら約3割が
常々辞めたいと思っており、これに「時々あった」の24.9%を合せると、やめ
たいと思っている者が過半数を超えています。そしてその理由は、(複数回答)
では「賃金が安い」が50.3%で最も多く、次いで「忙しすぎる」45.0%。「仕
事の達成感」20.9%、「家族に負担」「社会的に評価が低い」の15.7%と続い
ています。
 なお、同調査での「1年間の事故」についての質問で転倒、転落など何らかの
事故があったとする回答3,358件のうち「誤嚥」は151件ありました。
 この調査は、加盟組合の介護・福祉施設や加盟する病院等の介護職関係職員
および未組織の介護・福祉関係で働く労働者に2万5千枚の調査表を送付したも
のです。(回収率27.3%)