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定期歯科健診 リスクよりメリットで受診意欲

定期歯科健診を受診している人は、普段から歯間ブラシやフロスを使う習慣のある人、受診に利点を感じている人。岡大の研究グループが明らかにした。

 すべての世代で定期歯科健診は重要とされているが、高校卒業後は義務化されておらず、自分の意思次第となるため、継続して受診する人が少ない現状がある。研究グループは、定期歯科健診の受診の意志に影響を及ぼす因子を調べた結果、受診の意志がある人は、歯間ブラシやフロス習慣のある「口腔衛生行動が良い人」や「歯科健診を受診すると良いことがあると感じている人」で、それぞれオッズ比は1.6あまりだった。一方で、リスク回避性については関連が認められなかった。

 その上で「意志に関連する因子に基づいたアプローチをしていくことで、今後の歯科健診の受診行動を改善し、口の健康が良くなる人が増えていく可能性がある」としている。


【歯科通信】