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1日1杯のコーヒーで死亡リスク低下、砂糖入りでも

英国バイオバンクのデータを用いて、砂糖入り、人工甘味料入り、糖類無添加のコーヒー摂取と死亡リスク低下との関連を前向きコホート研究で評価。心血管疾患(CVD)およびがんに罹患していなかった参加者17万1616例(平均55.6歳)を2009年から2018年まで追跡した。

 追跡期間中央値の7.0年間に3177例が死亡した(死因:がん1725例、CVD 628例)。コーヒー非摂取者と比較した糖類無添加コーヒー摂取者の調整後の全死因死亡リスクが低く、ハザード比は0-1.5杯/日が0.79(95%CI 0.70-0.90)、1.5-2.5杯/日が0.84(同0.74-0.95)、2.5-3.5杯/日が0.71(同0.62-0.82)、3.5-4.5杯/日が0.71(同0.60-0.84)、4.5杯超/日が0.77(同0.65-0.91)だった。砂糖入りコーヒー摂取者ではそれぞれ0.91(同0.78-1.07)、0.69(同0.57-0.84)、0.72(同0.57-0.91)、0.79(同0.60-1.06)、1.05(同0.82-1.36)と推定された。

 コーヒー摂取とがん死亡率およびCVD死亡率との関連は、全死因死亡との関連と概ね一致していた。人工甘味料入りコーヒーと死亡率との関連には一貫性が見られなかった。