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新型コロナウイルス感染の後遺症が増加。各国で様々な報告があり、実態解明が急務。

 イタリア・ローマにあるジェメッリ大学病院の調査によると、新型コロナウイルスに感染し、発症から約2ヶ月経っても、87.4%の患者が何かしらの症状を訴えているという。
 具体的には、倦怠感(53.1%)や呼吸困難(43.4%)、関節痛(27.3%)、胸痛(21.7%)をはじめ、咳、臭覚の異常、ドライマウス・ドライアイ、鼻炎、目の充血、味覚異常、頭痛、喀痰、食欲不振、咽頭痛、めまい、筋肉痛、下痢など。
 世界保健機構(WHO)も呼吸器だけでなく心血管や末梢神経への後遺症を示唆している。また、身体の機能面だけでなく、精神面での影響も大きい。「コロナうつ」などと話題になっているが、新型コロナウイルスの感染が拡大するにつれ、うつ病に罹患する人が急増。
 コロナ禍生活でのストレスにより未感染ながら抜け毛を訴える例もあるという。