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「歯髄再生」が実用段階に

「究極の歯内療法」とも言われていた歯髄再生治療が実用化の段階に入った。元国立長寿医療研究センター研究所幹細胞再生医療研究部長の中島美砂子 氏を院長とする「RD歯科クリニック」で行われるもので、智歯などの不用歯から得た歯髄幹細胞と薬剤を抜髄した歯に移植し、歯髄と周辺の象牙質を再生させる。再生医療等提供計画が厚労省に受理され、6月26日にクリニックを開設。すでに複数の患者から申し込みがあるという。

 さらに同治療を普及させるため、歯科医療機関を対象とした講習会・技術支援を検討しており、まずは地元の歯科医師会等と連携を図っていく構えを見せている。

(日本歯科新聞社)