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睡眠とアルツハイマー型認知症

認知症にはいろいろな種類がありますが、
割合が一番多いのがアルツハイマー型認知症です。
脳にたんぱく質が溜まるアルツハイマー病が原因ですが、
予防が不可能ともいわれています。

お口の中の細菌、歯周病菌が出す毒素が、
アルツハイマー病の原因になるたんぱく質(アミロイドベータ)を
脳に溜める手助けをすることが分かっています。
ということは、歯周病の予防・治療をすることにより、
アルツハイマー型認知症の予防に繋がるともいえますね。

もう一つ、睡眠不足との関係も興味深いところです。
からだが睡眠をとりたいと思っていなくても、
脳は睡眠を欲しています。
睡眠は脳を掃除している時間と考えられ、
その時間が不足すると、老廃物や有害物質の洗い流しが行えなくなります。
蓄積した有害物質がアルツハイマーと関係があるため、
睡眠不足もアルツハイマー型認知症を引き起こしてしまう可能性があります。

睡眠を考えると、「時間」と同様に「質」についても
とても気になるところですが、
アルツハイマー型認知症との関係が分かっているのは、
「睡眠時間」で、「睡眠の質」との関係は不明です。

日本人の睡眠時間は世界でもとても短いレベルにあります。
睡眠時間を確保し、しっかりと眠るようにしましょう。
睡眠の前には歯磨きも忘れずに!

▼参考:【解消したい睡眠不足】今夜から実践できる対策とは(スリープラボ)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0lksrq05xj6cnsw7c3xT