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肺炎疑い、検査実施の基準は?【臨床お悩み相談】

<質問>

【医師 / 診療所・クリニック(20床未満)勤務】

肺炎疑い、検査実施の基準は?
肺炎を疑って検査を行う際、どんな基準で検査を実施していますか? 発熱の遷延や咳嗽の悪化など、先生方の基準を教えてください。

<回答>
No.1

発熱5日以上+湿性咳嗽
発熱が5日以上持続し、湿性咳嗽が持続している場合には、CTレベルの肺炎は割と高率に見つかります。診断しても非定型やウイルス性が疑われるものが多く、治療上有用かとなると疑問が残りますが。

【医師 / 小児科 / 50代 / 一般病院(20床以上) / 小児科専門医】

No.2

発熱5日+咳嗽で単純写真、血液検査
発熱が5日程度遷延し、咳嗽などが出ている場合を中心に検査を行います。年齢にもよりますが胸部単純写真、血液検査を行います。

【医師 / 小児科 / 40代 / 特定機能病院(400床以上)】

No.3

発熱7日+ラ音聴取
発熱が7日程度持続し胸部聴診上でラ音が聴取された場合です。

【医師 / 小児科 / 40代 / 地域医療支援病院(200床以上) / 小児科専門医】

No.4

全身状態、周囲流行状況などを考慮
一律に日数、症状のみでは判断せず、全身状態、周囲流行状況などを考慮して適応を判断すべきです。

【医師 / 小児科 / 40代 / 地域医療支援病院(200床以上) / 小児科専門医、小児神経専門医】