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「夜更かしは虫歯のもと」 遅い食事影響、北大など

夕食や就寝の時間が遅いと、子どもが虫歯になるリスクが高まるとの調査結果を、北海道医療大や北海道大大学院の研究チームがまとめ、18日までに台湾の専門誌に発表した。経験的に悪いとされてきた夜更かしの影響が、科学的に証明されたという。

 2012年8月~13年2月、北大病院で歯科外来を受診した16歳以下の230人を調査。就寝や食事、歯磨きの時間などを、8日間記録してもらった。1~16歳の140人から有効な回答があった。

 その結果、乳歯のみが生えている2~7歳の子どもは、就寝や夕食の時間が遅かったり、夕食の時刻にばらつきがあったりすると、虫歯の本数が多いと判明した。永久歯の11~16歳の場合、夕食時刻のばらつきのみについて虫歯との関連が立証され、幼い子どもほど夜型の生活習慣の影響を受けやすいと考えられるという。

 夜間は唾液の分泌が減り、細菌が増えるとされている。研究チームは夜更かしすると夜に食べることが増え、虫歯の可能性が高まるとみている。北海道医療大の西出真也(にしで・しんや)講師は「虫歯予防の観点からも、家庭や学校で早寝早起きを推奨してほしい」と呼び掛けている。