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多職種連携について

多職種連携とは、患者さんに質の高い治療やケアを提供するため、
患者さんや要介護高齢者に携わるさまざまな機関、専門職が連携しあうことです。
団塊の世代が75歳以上になる2025年に向けて、厚生労働省が構築を推進している
「地域包括ケアシステム」
(介護・医療サービスなどの支援を継続的かつ包括的に提供するしくみ)
においても、多職種連携の強化が不可欠です。

連携とは、単に協力するだけでなく、お互いのできること(専門性)を明示し、
最善の対応を要求し合う関係だと考えています。

例えば、関節リウマチの高齢患者さんの口腔ケア指導の
作業療法士と歯科衛生士の「連携」です。
作業療法士は2か月後には歯ブラシをしっかり握れるようリハビリを提供し、
その機能に合わせて歯科衛生士が適切な歯磨き指導を実施します。
その2か月の期間内に、歯科衛生士からさらに
「磨き残しがないように、握力だけでなく手首の可動域の向上も目指せないか?」
となどと要求(確認)して、状態の向上を目指していきます。
このようなコミュニケーションを増やし、多職種連携を強化していきましょう!

▼参考:他職種連携について
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0koxeu0ytvh5wyt10wVC