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妊娠時の口腔ケアや歯科診療に注目。むし歯や歯周病になった妊婦は約4割。

妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」のインターネット調査によると、妊娠してからむし歯や歯周病に罹患した人が38.2%にものぼることがわかった。また妊産婦歯科健診については、66.7%の人が「受けた」と回答。多くの自治体で無料実施されているためか受診率は高めになっている。また、妊娠中に歯科医院に行くことに不安を感じるかとの問いに、約半数の人が「はい」と回答した。さらに、妊娠中に歯科治療を受けたかどうかについては、44.7%と半数近くの人が受診。歯石や歯垢除去などの定期健診が79.6%、むし歯の治療が60.8%と上位を占めた。妊娠中は女性ホルモンの分泌量が減少すると言われている。女性ホルモンは歯周病菌の繁殖を促進させ、唾液が減ることでむし歯になるリスクも高くなる。また、つわりが始まると嘔吐などにより口腔ケアがしづらくなり、歯科治療もままならない。日々のメンテナンスはもちろん、妊婦のむし歯や歯周病に関する正しい知識を発信していくことが必要であり、不安や不満の解消などケアの充実も大切だろう。