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無料歯科健診券付き啓発カード 利用0・3%どまり 熊本市

熊本市が市歯科医師会の協力で作成・配布している「無料歯科健診券付き啓発カード」で、昨年度に配布した1万8千枚のうち、実際に健診に使われたのは0・3%の56枚だったことが分かった。

 24日、中央区のウェルパルくまもとであった市歯科保健推進協議会で報告された。啓発カードの配布は、歯や口腔[こうくう]の健康について知ってもらおうと始めた昨年度の新規事業。

 委員からは「啓発が目的の事業だが、受診につながらなければ意味がない。配る場所や方法を工夫しては」「何のカードなのか分かりにくい。デザインも改めるべきだ」などの指摘が相次いだ。

 市は配布場所を市役所・区役所などから保育所や地域のイベントなどにも広げ、デザインも分かりやすくするなど、改善策に取り組むと回答した。