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食事と歯周病

美味しいもの、お好きですか?
食べることは生命を維持するとても大切な行為であり、本能ですが、
食生活は人それぞれです。
美味しいものを食べたい方、全くこだわらない方、
健康にいいものを食べたい方、好き嫌いや食事制限がある方。
しかし、しっかりと歯がある、唾液が分泌されるなどが揃って
「食べる」という行為を行なうことが出来ます。
歯が無くなってしまう原因の1位は歯周病です。

歯は親しらずを含め32本あります。
このうち20本は穀物を食べる臼歯、
8本が野菜や果物をかじる門歯、
4本が肉や魚に噛みつく犬歯です。
穀類:野菜、果物:肉、魚=62.5:25:12.5が
歯から考えたバランスの良い食事ということになります。

1.お口の中の細菌が増えるのを抑えるために
 糖分が多い食事を控えることが大切になってきます。
2.きのこ類や、根菜、海藻類などの食物繊維の多い食事も
 お口の汚れを取り、歯周病予防に繋がります。
3.歯の形成にはカルシウムが必要になってきますので、乳製品や小魚、
 ひじきや大豆製品なども気を付けて摂るようにするといいでしょう。。
4.血行を良くし、歯ぐきの老化を防ぐのはビタミンEです。
 かぼちゃ、ニンジン、ほうれん草、アーモンドやクルミに多く含まれます。
5.健康な歯ぐきを作るためにビタミンCも必要になります。
 イチゴやキウイ、レモンなどの果物全般やブロッコリー、セロリ等にも
 多く含まれますので、食後のデザートは果物にすると
 歯周病予防に繋がります。

これを食べれば歯周病が治るといった食事はないかもしれませんが、
上記のような食材を、少し気を付けて摂るようにすると
お口の健康に繋がることはあると思います。
しかし、規則正しい生活とバランスの良い食生活に気を付けて、
免疫力の低下を防ぐことや、お口の中を衛生的に保ち、
唾液の出を良くする食生活に気を付けたり、マッサージを行う
といったことがやはり大切になってきます。

体の健康はお口から。
お食事の際に意識していただければと思います。