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オプジーボ「頭頸部がん」の適応拡大了承

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は3日、小野薬品工業の「オプジーボ点滴静注20mg」「同100mg」(一般名=ニボルマブ < 遺伝子組換え > )に対する「再発または遠隔転移を有する頭頸部がん」の効能追加など、すべての報告品目を了承した。承認時期は3月下旬から4月上旬頃になる見通し。

 オプジーボの効能追加で投与対象患者がどの程度増えるのかは不明だが、2012年時点で国内の頭頸部がん患者(甲状腺がんなどを除いた場合)数は2万4,557人と報告されており、このうちの一部が投与対象者になるとみられる。

 厚労省は同適応でも「最適使用推進ガイドライン」を策定する方向。策定スケジュールは明らかにしていない。(メディファクスより)