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「子どもの誤飲防止」推進

日本薬剤師会と日本製薬団体連合会等は、子どもによる医薬品の誤飲防止に向けた取組みを加速させる。先ほどとりまとめが公表された「子どもの医薬品誤飲防止のための包装容器評価に関する研究」(平成27年度厚生労働科学特別研究・以下厚労科研)を受けてのもので、両団体でポスターの作成・掲示を進めるほか、薬局では薬剤師による声掛けなどを実施することを呼び掛けている。

 厚労科研の特別報告によると、子どもが誤飲して重い中毒症状を呈した主な医薬品群として、催眠鎮静剤・抗不安剤・精神神経用剤などの「向精神薬」、「血糖降下剤(糖尿病治療薬)」、「気管支拡張剤」「血圧降下剤」などが提示されており、これらの医薬品群を調剤・服薬指導などを行った際に、誤飲を防ぐための取組みが要望されていた。

 具体的な取組みとして日薬は、ポスター・チラシを作成して注意喚起を行うほか、各地域の実情に則した日本中毒情報センターなどの相談機関の情報などを患者・保護者・薬局利用者に提供する。また包装容器による事故防止策については、日本製薬団体連合会等の関係機関と協議すると予定としている。

 日本製薬団体連合会は、子ども・乳幼児の医薬品の誤飲は「大人の責任」と題する3パターンのポスターを作成。いずれも「子どもの医薬品誤飲を防ぐ3つのルール」として「見えないところに片付ける」「手の届かないところに片付ける」「服用後すぐに片付ける」ことを呼び掛けている。

 子どもの医薬品の誤飲については日本中毒情報センターなどに寄せられる報告件数が増加傾向にあり、同センターなどが注意情報を発信していた。