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徳島文理大 歯科衛生士養成へ新学科

徳島文理大は2017年4月、保健福祉学部内に「口腔こうくう保健学科」(仮称)を新設すると発表した。4月にも文部科学省に新学科設置の届け出をする。

 定員40人の4年制で、徳島市山城町の徳島キャンパス25号館(メディアセンター)内に置く。教授は歯科医や歯科衛生士ら計10人を予定。虫歯や歯周病の予防などの口腔ケアや栄養指導を学び、歯科衛生士の国家試験受験資格を取得できる。

 同大学によると、4年制で歯科衛生士を養成する学科のある大学は現在、徳島大など全国に9校(国公立7校、私立2校)。高齢化に伴い、要介護高齢者らへの口腔ケアの必要性が高まっていることから、専門的な知識と技術を持った人材の育成を目指す。

 徳島大病院からは実習などで協力を得る予定になっており、同学科開設準備室の中野雅徳室長は「徳島大と連携し、徳島が口腔保健のプロフェッショナルを育てるメッカになれば」と話している。